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「15分前から並んだんだから、その分延長して」夕食会場でスタッフに詰め寄った男性。だが、スタッフの正論で状況が一変

開場前からできていた、夕食会場の長い列
家族で山あいのリゾートホテルに泊まったときのことです。
夕食は大きな会場でのビュッフェ形式で、17時からと18時半からの二部制。どちらも利用時間は1時間半と案内されていました。
私たちが予約していたのは、18時半からの回です。
混雑するかもしれないと思い、少し早めの18時15分ごろにロビーへ下りると、会場の前にはすでに何組もの宿泊客が並んでいました。
まだ開場時間前なので、列は当然ほとんど動きません。
小さな子どもを連れた家族も多く、「あと少しだね」と声をかけながら待っている人もいました。
18時半になると扉が開き、スタッフが先頭から順番に受付を始めました。
私たちも列に合わせて少しずつ前へ進んでいたのですが、そのとき、受付付近から男性の大きな声が聞こえてきました。
「15分前から並んでたんだから、その分、終了時間も延ばしてくれないの?」
家族と一緒に来ていた男性でした。
どうやら男性は18時15分ごろから列に並んでいたようです。
早めに来て待っていたぶん、夕食の時間も長くしてほしいということなのでしょう。
早く会場へ入りたい気持ちは分かります。
ただ、案内されていた開始時刻はあくまで18時半です。
スタッフが説明しても、男性は納得できない様子でした。
「こっちはずっと待ってたんだよ。だったら15分くらい延ばしてくれてもいいでしょう」
声がさらに大きくなり、周囲にいた人たちも思わずそちらを見ます。
男性の家族は少し離れたところで、困ったように立っていました。
スタッフが確認した「利用時間」
対応していた女性スタッフは、男性の話を途中で遮ることなく聞いていました。
そして、男性が話し終えると、落ち着いた声で答えました。
「早くからお並びいただき、ありがとうございます」
まずそう伝えたうえで、続けます。
「ただ、ご案内しております夕食のお時間は、18時30分から20時までとなっております。開場前にお待ちいただいたお時間につきましては、ご利用時間には含まれておりません」
男性は一瞬黙りましたが、それでも「でも、実際に待っていたんだから」と食い下がります。
するとスタッフは、もう一度ゆっくり説明しました。
「18時30分から順番に皆さまをご案内しておりますので、終了時間も皆さま同じ20時でお願いしております」
誰か一組だけ時間を延ばすのではなく、事前に案内されていた時間を全員に同じように適用する。
それだけの説明でした。
男性もようやく状況を理解したのか、受付の案内表示を見たあと、小さく「分かりました」と答えました。
先ほどまで響いていた大きな声も収まり、そのまま家族と一緒に会場へ入っていきました。
早く来た時間と、利用できる時間は別だった
私たちの順番が来ると、スタッフは何事もなかったように「お待たせいたしました」と案内してくれました。
会場に入ると、料理はすでにきれいに並び、温かいものから冷たいものまで十分に用意されています。
時計を見ると、まだ18時半を少し過ぎたところでした。
確かに私たちも開場前から並んではいましたが、それは少しでも早く入りたいと思って自分たちで選んだことです。
開始時刻そのものが遅れたわけではありません。
「待った時間」と「利用できる時間」は、同じようでいて別のものなのだと、その日の出来事で改めて感じました。
混雑している場所では、少しでも損をしたような気持ちになることがあります。
それでも、事前に決められたルールを確認してみると、相手に求める前に気づけることもあるのかもしれません。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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