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「あれ、開かないんだけど!」ホテルのチェックアウトする朝。だが、突然ドアを開けようとする光景に絶句

まだ部屋で支度をしていた朝
旅先のビジネスホテルに泊まった翌朝のことです。前の日は遅くまで歩き回っていたので、私はいつもよりゆっくり支度をしていました。
チェックアウトは10時まで。時計を見ると、まだ9時を少し回ったところでした。
「あと30分くらいしたら出ればいいか」
そう思いながら荷物をまとめていると、廊下から足音が近づいてきました。
その直後です。
ガチャッ、と私の部屋のドアノブが動きました。
一瞬、何が起きたのか分かりませんでした。
続けてもう一度、ガチャガチャッ、と音がします。
「え……?」
私は思わず手を止めました。
すると扉の向こうから、小さく男性の声が聞こえてきたのです。
「あれ?開かないんだけど!」
誰かと話しているようでした。
今度は別の声がします。
「ちゃんと部屋、合ってる?」
それを聞いても、こちらとしては気が気ではありません。
「すみません、まだ中にいます!」
もう一度ノブが動いた瞬間、私は扉の近くまで行きました。
「すみません!まだ中にいます!」
思っていたより大きな声が出ました。
扉の向こうが、ぴたりと静かになります。
数秒後、男性の慌てた声が聞こえました。
「えっ?あ、すみません!」
続いて女性らしい声もしました。
「ほら、やっぱり違う部屋じゃない。番号見てよ」
「ほんとだ……すみません、本当に間違えました」
どうやら宿泊している別の客が、自分たちの部屋と勘違いしていたようです。
悪意があったわけではないと分かり、少しだけ肩の力が抜けました。
私は扉越しに、
「大丈夫です。びっくりしましたけど……」
と返しました。
「本当にすみませんでした」
もう一度謝る声がして、二人分の足音が廊下の向こうへ離れていきました。
勘違いだと分かっても、しばらく落ち着かなかった
相手がいなくなったあと、私はようやく息を吐きました。
理由が分かってしまえば、単純な部屋番号の見間違いです。
きっと相手も、自分の部屋なのに扉が開かないと思って焦っていたのでしょう。
それでも、何の前触れもなく自分のいる部屋のドアノブが動くというのは、想像以上に怖いものでした。
チェックアウトのため部屋を出るころには落ち着いていましたが、廊下へ出る前、私は一度ドアを開けて左右を確認してしまいました。
もちろん、そこにはもう誰もいません。
あれ以来、ホテルに泊まると、部屋に入ったあと自分でも一度部屋番号を確かめるようになりました。
そして部屋にいる間は、短い時間でもきちんと鍵を確認しています。
ほんの小さな勘違いでも、扉一枚を挟むと、こんなに驚くことがあるのだと知った朝でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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