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「実家にいたときは、全部やってもらってたから」結婚前は見えなかったお金の考え方の違い。話し合って見えた価値観の違いとは

「実家にいたときは、全部やってもらってたから」結婚前は見えなかったお金の考え方の違い。話し合って見えた価値観の違いとは
しっかりした人だと思っていた
結婚する前、私は夫をお金にしっかりしている人だと思っていた。
外食でも値段を見て選ぶし、欲しいものがあってもすぐには買わない。だから一緒に暮らせば、自然と足並みはそろうものだと思っていた。
けれど暮らし始めると、少しずつ違和感が出てきた。
生活費のやりくりも、家のこまごまとした用事も、気がつけば私が抱えていた。
それ自体は構わない。
ただ、飲み終わったペットボトルが台所に並んだままでも、夫にはまるで見えていないようだった。
「ペットボトルは、言われたら捨てる」
ある日、夫は悪びれる様子もなくそう言った。
責めているのではなく、本人の中ではそれが当たり前なのだ。
洗剤が切れても、私が言うまで気づかない。
言えばやってくれる。
でも、言うまでは動かない。
お金のことも同じだった。
来月の支払いも、少し先の予定も、考えているのは私だけ。
二人の生活なのに、どうして私ばかりが数えているんだろう。そう思う日が増えていった。
責める代わりに、紙を出した
ある晩、これからのお金の話をしていて、夫がぽつりと言った。
「実家にいたときは、そのへんは全部やってもらってたから」
「悪気があるわけじゃないんだ。考えたことが、なかった」
驚いた。結婚したら二人で回していくものだと思っていた私と、まだ実家の続きに立っている夫とでは、見ている景色がまるで違っていた。
大きな問題が出てきたわけではない。それでも、この差が一番こたえた。
だから私は、怒る代わりに紙を出した。
「これから、わが家のことは二人で決めよう」
家賃も、食費も、日用品も、ゴミの日も、思いつくまま並べて書いた。
どれを誰が受け持つのかを一つずつ相談し、名前を書き入れていく。
夫は最初きょとんとしていたが、途中から自分でも項目を足しはじめた。
「これ、俺がやったほうが早いな」
それから少しずつ、夫は言われる前に動くようになった。
ペットボトルは、たまるより先に袋にまとまっている。
洗剤が残り少なくなると、買い物のメモに書き足されている。ただ、私が一人で数えていたものが、二つに分かれていくのが分かった。
「次の更新、どうする」
そう聞かれたときは、少し笑ってしまった。
前なら、私が切り出すまで出てこなかった話だ。
育った家が違えば、お金の感覚がそろわないのは当たり前なのかもしれない。
埋まらない差はこれからも出てくる。それでも、二人で並べて書き出せば決められる。結婚前に私が見えていなかったのは、夫の欠点ではなく、その手順だったのだと思う。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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