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「頼まれてないから分からないんだよ、俺は」高熱の私を起こして指示を求め続けた夫。週末、私が見せたノートに絶句
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枕元での信じられない言葉
夫は、外では評判のいい父親だ。
飲み会では「俺、育児やってるよ」と胸を張り、「風呂はだいたい俺が入れてる」と付け足す。
嘘ではない。週に一度は息子を風呂に入れるし、日曜には公園にも連れて行く。
ただ、それ以外がまるごと私の側にある。朝の支度、保育園の準備、予防接種の管理、夜中の発熱への対応。名前のついていない仕事ばかりだ。
「少しでいいから、手伝ってほしいんだけど」
「言ってくれたらやるのに」
「頼まれてないから分からないんだよ、俺は」
その返事を何度聞いただろう。忘れられないのは、私が39度の熱を出した日のことだ。
布団から出られず、頼んだのは一つだけだった。
洗濯物だけお願いと。
五分後、寝室の扉が開いた。
「洗濯物、どれを洗えばいいんだ」
「カゴの中、全部」
また扉が開く。
「洗剤ってどこ?」
「着替え、どこにあるんだ」
結局、私はふらつく足で洗面所まで行き、洗剤の位置とコースの番号を教えた。息子の下着の引き出しも開けて見せた。夫は「なんだ、そこか」と笑っていた。
私が欲しかったのは、洗濯係ではない。この家のことを、自分の頭で考えてくれる人だった。
紙に書き出した朝
熱が下がった週末の朝、私はノートを1冊、食卓に広げた。
「何それ」
「この家で誰かがやってる作業、全部書いた」
朝の支度から寝かしつけまで、思いつく限り書き出したら48項目になった。夫はページをめくりながら、途中で手が止まった。
「……これ、全部やってるの?」
「うん。この中で、あなたがやってるのは3つ」
風呂、公園、ゴミ出し。丸をつけた場所は、それだけだった。
「いや、でも俺、育児してるほうだと思うけど」
「じゃあ残りの45個は、誰がやってるの」
返事はなかった。夫はノートを閉じようとして、閉じられずにいる。
横で、3歳の息子が無邪気に言った。
「パパ、ぼくのお洋服のとこ、知らないんだよね」
夫の耳が赤くなった。私はペンを差し出して、そのまま続けた。
「手伝うんじゃなくて、一緒に回すものだと思う。だから、あなたの分を自分で決めて」
その日、夫は45分かけて自分の欄を埋めた。保育園の準備、寝かしつけ、病院の予約。書き終えたページを眺めて、しばらく黙り込んでいた。
「…こんなにあったんだな」
「そう。ずっとあったよ」
ノートは今、冷蔵庫の扉に貼ってある。夫は自分の欄を見ながら動くようになり、最近は書いていない作業も勝手に片づけていく。
先週、夫が飲み会から帰ってきて、ぽつりとこぼした。
「今日さ、育児してるって言えなかった」
言えるようになったのは、それから少し経ってからだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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