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「味噌汁が薄い、夫が気の毒よ」台所に勝手に立って私の料理を下げ続けた義母。だが、夫が初めて言い返した瞬間

「味噌汁が薄い、夫が気の毒よ」台所に勝手に立って私の料理を下げ続けた義母。だが、夫が初めて言い返した瞬間
私の台所に、勝手に立つ人
義母は、自分のやり方だけが正しいと信じている人です。
結婚してからずっと、家事にも育児にも口を出してきました。
とくに食べ物のことになると、止まりません。
娘がまだ小さかった頃、鍋で人参をすりつぶしていると、後ろから覗き込んできました。
「こんなのじゃ、栄養が足りないわ」
小児科でもらった表の通りに作っていると答えても、義母は首を振るだけです。
「紙より経験よ。私が作ってあげるから」
そう言うなり、私の台所に立ちます。
菜箸の位置も、調味料の並びも、断りなく変えて帰っていくのでした。
翌朝、砂糖の瓶を探して棚を三段も開けたことが、一度や二度ではありません。
夕飯の途中で、箸を置いた夫
娘が幼稚園に上がっても、それは変わりませんでした。その日も義母は、連絡なしで玄関に立っています。近くまで来たから寄った、といういつもの言い訳でした。
ちょうど夕飯を並べ終えたところです。義母は靴を脱ぐなり食卓に着き、皿を上から順に眺めました。それから味噌汁を一口すすって、椀を音を立てて置きます。
「味噌汁が薄い、夫が気の毒よ」
夫は黙って箸を動かしています。
「あなた、料理が苦手なんだから。私が毎週来て作ってあげるわ」
結構です、と言いかけた私の声は、途中でさえぎられました。
「いいのよ。この子、家事が向いてないんだから」
この子、というのは私のことです。娘がスプーンを止めて、義母の顔を見上げていました。
私は箸を置いて、夫の方を向きました。
「ねえ、あなたは私の料理に不満があるの?」
夫の箸が、皿の上で止まります。
「いや、そんなことはない」
それから夫は、初めて義母をまっすぐ見ました。
「母さん、言いすぎだよ」
義母の口が、半分開いたまま止まります。
「……私は、良かれと思って」
「毎週来なくていい。うちの味は、うちで決めるから」
そのとき、娘が椀を両手で持ち上げました。
「ママのおみそ汁、いちばんすき」
義母は娘を見て、それから私を見て、最後にテーブルの木目へ目を落としました。
返す言葉を探しているのが、こちらにも分かります。お邪魔したわね、とだけ言って、鞄を手に立ち上がりました。
玄関で靴を履く背中に、私は頭を下げます。
「わかっていただいてよかったです」
あれから、義母が台所に入ってくることはありません。来るときは必ず前の日に電話があって、玄関先で今日は上がってもいいかと聞くようになりました。
先週も、義母は私が出した味噌汁を黙って飲み干し、おいしいわね、とだけ言って帰っていきました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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