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「そのスマホ、今すぐ見せろ」彼と親友の裏切り→カラオケボックスに呼び出して問い詰めた結果

画面に浮かんだ一行
結婚を控えて、婚約者と同棲を始めたばかりの頃だった。
幸せの相談相手は、いつも10年来の親友だった。
式場選びにも付き合ってくれて、ドレスの写真を送れば誰より喜んでくれる、そんな人だった。
喧嘩をすれば真っ先に相談し、迷えば背中を押してくれた。彼女がいてくれたから、私は安心して結婚に踏み出せたのだと、そう信じて疑わなかった。
ある夜、婚約者の携帯電話が、テーブルの上で短く震えた。彼が席を立った隙に、画面に短いメッセージが浮かび上がる。
「次はいつ会える?」
送り主の名前は、あの親友だった。心臓が嫌な音を立てた。
戻ってきた彼に、私は静かに手を差し出した。
「そのスマホ、今すぐ見せろ」
彼の顔から、みるみる血の気が引いていく。
「いや、これは、その……」
言い訳にもならない言葉が、口の中で溶けて消えた。
三人で向き合った夜
私は二人を、近所のカラオケボックスに呼び出した。
逃げ場のない小さな部屋で、真実を一つ残らず確かめるためだった。
やり取りの残る画面を、テーブルの真ん中に置く。日付も、時間も、交わした言葉も、すべてがそこにあった。
いつから続いていたのだろう。私が式の準備で走り回っていたあいだ、二人は裏でこそこそ笑い合っていたのか。並んだ文字の一つひとつが、鈍い痛みになって胸に刺さった。
婚約者は青ざめたまま、何度も頭を下げた。
「悪かった、本当に、魔が差したんだ」
けれど、親友は違った。悪びれるどころか、薄く笑ってこう言い放ったのだ。
「だって、あなたばっかりいつも先に幸せになるじゃない」
「たまには、私に譲ってよ」
その一言で、胸の中の未練がすっと冷えていくのがわかった。
この人は、友達のふりをして、ずっと私の順番を狙っていたのだ。祝ってくれた言葉も、一緒に選んだドレスも、何もかもが上辺だけの嘘だったのだと、ようやく腑に落ちた。
「わかった。二人とも、もういい」
私はその場で婚約を白紙に戻すと告げ、指輪をテーブルに置いた。そして親友の連絡先を、目の前でひとつ残らず消し去った。
「二度と、私の前に現れないで」
二人は顔を見合わせ、言葉を失っていた。追いすがる声も、もう私には届かなかった。
店を出ると、夜の空気が驚くほど澄んで感じられた。失ったはずなのに、心はふしぎと軽かった。
後日、二人は付き合い始めたと風の噂で聞いた。けれど、その関係もほんの数か月で終わったらしい。人の幸せを奪って手に入れたものは、しょせんその程度だったのだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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