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「そのバッグ、まだ使ってるの?」人前で見下してきたママ友。だが、広まった陰口で自業自得の結果に

公園で始まったマウント
娘が保育園に入って半年、送り迎えで顔を合わせるママ友の一人に、私は少しずつ身構えるようになっていました。
悪気なく人を見下すような言い方を、平気でしてくる人だったのです。
ある土曜、公園のベンチで隣に座った彼女は、私の足元のバッグをじっと見て言いました。
「そのバッグ、まだ使ってるの?」
気に入っているので、と答えると、彼女は口の端で笑いました。
「うちはもう卒業したなあ。今どき持ってる人、いる?」
数日後、子どもの習い事の話になったときも、彼女の口ぶりは変わりませんでした。
「まだ初級のクラス?うちはとっくに進級したよ」
着ている服まで品定めするように、彼女は続けます。
「それ、去年のセールで見たやつだよね」
ほかのママがいても、彼女は声を落としませんでした。むしろ聞かせるように、わざと大きな声で続けます。
「持ち物って、その家の余裕がそのまま出るよね」
私が黙っていると、彼女は満足そうにうなずくのです。周りのママたちも、そのときは曖昧に笑って聞き流していました。私だけが標的なのだろうと、半ば諦めていたのを覚えています。
小さくなっていった輪
やがて発表会の準備が始まりました。役割分担を決めるやり取りで、私が段取りを質問すると、彼女はぴしゃりと言い放ちました。
「あなたは知らなくていいから」
情報を握って仕切りたいのだと、すぐにわかりました。
ところが、その独占ぶりと日ごろの見下しは、少しずつ周囲に伝わっていったのです。準備の集まりで、別のママがぽつりとこぼしました。
「この前、私も同じこと言われた」
すると、隣にいたママも静かに続けます。
「うちも、バッグのことで笑われたことある」
少し離れた席のママまで、そっと手を挙げました。
「習い事のことで嫌味を言われて、ずっと嫌だったの」
その場の空気が、はっきりと変わりました。
彼女は何か言いかけて、口をつぐみます。頬から笑みが消え、目が忙しなく泳ぎ、やがて誰とも視線が合わなくなりました。
次の集まりから、彼女の隣に座る人はいなくなったのです。
「準備は、みんなで手分けしましょう」
そう声をかけたのは、以前笑われていたママでした。輪はいつのまにか広がり、彼女一人だけが、その外側にぽつんと立っています。
私は必要な挨拶だけを返すようにしました。顔を合わせても、以前のように胃が重くなることはありません。
挨拶を交わして通り過ぎるだけの関係が、これほど気楽だとは思いませんでした。見下してくる相手に振り回されない毎日は、驚くほど心が軽いものでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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