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結婚10年目の記念日。「おはよう。昨日は会えてよかった」と親友から夫に送られた裏切りのメッセージ。問い詰めた親友の最悪な言い訳

記念日の朝に光った通知
結婚して10年。誠実な人だと、夫のことを疑ったことは一度もなかった。
その朝は、結婚記念日だった。
早起きして朝食を作っていると、テーブルに置かれた夫のスマホが小さく光った。
画面に浮かんだ送り主の名前を見て、手が止まる。学生時代から20年来の、私の親友の名前だったからだ。
「おはよう。昨日は会えてよかった」
通知に並んだ短い文章は、どう読んでも友人へのものではなかった。続けて表示されたメッセージは、恋人同士のやり取りそのものだった。
その日の夜、私は二人を同じ部屋に呼んだ。逃げ道をふさいでおきたかった。
開き直った二人に告げた一言
スマホの画面を見せると、夫はあからさまに目をそらした。
「お前が冷たくなったからだろ」
開口一番がそれだった。
10年連れ添った相手から出た言葉とは思えなかった。隣に座る親友は、悪びれもせず脚を組み替える。
「慰めてただけだよ」
その一言で、胸の中で張り詰めていた糸が、ぷつりと切れた。怒りよりも先に、深い呆れがやってきた。夫婦仲の相談に乗るふりをして、と思うと言葉が口をついて出た。
「私の夫を10年かけて?」
親友の頬が、すっと引きつる。組んでいた脚が、ゆっくりと床に戻った。
「ち、違う、そういうつもりじゃ……」
言葉が続かない。
夫は夫で、助け舟を出すどころか、ソファの肘掛けに視線を逃がしたまま黙り込んでいる。
「20年の友達だと思ってた。10年連れ添った夫だと思ってた。二人とも、ただの他人だったのね」
私は離婚届と、すでに署名を終えた書類を二人の前に滑らせた。親友は青ざめ、夫は何か言いかけて、結局うつむいた。
「もう何も慰めなくていい。あなたたちの顔を見るのも、今日で最後にする」
玄関のドアを閉めると、背中の方で二人がぼそぼそと言い争う声がした。けれど、振り返る気はもう起きなかった。
全部を切って取り戻した日常
別居を決めて、気持ちを切り替えようと出会いのアプリを始めた。けれどそこで知り合った男は、会うたびに金を借りようとし、断ると豹変する常習者だった。
「ほんの少しでいいんだ。今月だけ」
毎回そう切り出され、断ると舌打ちまじりに態度を変える。三つも続いた裏切りに、一度は心が折れかけた。
それでも、私は全部の縁を自分の手で断ち切った。泣いて引きずるより、自分から幕を引くほうがずっと前向きだと気づいたからだ。
夫とも、親友とも、あの男とも、きっぱり別れた。誰にも遠慮しなくていい朝は、こんなにも静かで軽い。
「裏切る人を切れた今が、いちばん幸せ」
取り戻した日常の中で、私は心からそう思えるようになった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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