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「私そういうの気にしないから」入院当日に病室のベッドへ居座る義母。だが、夫の一言で状況が一変

入院初日に現れた義母
夫の両親とは、半年に一度ほど外で食事をする程度の、付き合いやすい間柄だった。
出産するまでは、そう思っていた。
計画出産だったので、夫から義母へ「この日から入院、生まれたら連絡する」と前もって伝えてあった。
ところが入院初日、何の前触れもなく義母が病室に現れた。
私が一週間過ごす個室まで付いてきて、これから私が寝るベッドに、当たり前のように腰を下ろした。
看護師さんが入ってきて、やわらかく声をかけてくれた。
「入院着に着替えたら、ナースコールを押してくださいね」
その合図にも、義母は動かなかった。
「私そういうの気にしないから」
気にするのは私のほうなのに、義母は部屋を出ようとしない。
戸惑っていると、見かねた夫が「母さん、下のカフェ行こう」と連れ出してくれた。それでも気持ちは乱高下したままだった。
分娩台への廊下にも、毎日の病室にも
翌日の出産当日、分娩台へ向かう廊下の視界の端に、また義母の姿があった。本当に大変だったのはそこからだ。退院までの一週間、毎日何の前触れもなく病室に日参される。授乳の支度を始めるたび、今ノックされたらと身を固くして過ごした。
差し入れも、なぜか私の分だけがない日が続いた。これはもう悪意なのではないか。そう考えるところまで追い詰められた頃、点滴の管を見て夫が低い声で言った。
「これ、普通じゃないよ。俺が病院と母さんに話す」
夫は看護師さんに事情を伝え、面会は事前連絡のある時間だけにしてほしいと頼んだ。
そして義母にも、はっきりと線を引いた。
「今は本人の体調が最優先。来るなら必ず連絡してから。勝手に病室は入らないで」
日参が止まった朝
翌朝、いつものように前触れなく現れた義母を、廊下で看護師さんが穏やかに止めた。
ご家族でも事前のお約束が必要ですと。
義母の顔から、すっと笑みが引いた。
「私はいいって言われてるのよ」と言いかけて、夫が隣にいるのに気づくと、その先を飲み込んだ。
夫は引かなかった。
「言ったよね。連絡してからって」。義母は何か返そうと口を開き、結局そのまま目を伏せて、小さく頷くしかなかった。
その日から、アポなしの日参はぴたりと止まった。
退院の日、迎えに来た義母は、以前のように堂々とはしていなかった。
私と目が合うと、ばつが悪そうに視線を落とす。あれほど踏み込んできた人が、急に遠慮がちになっていた。
「はっきりさせてもらえて、助かりました」
私はそれだけ伝えた。今は極力距離を保ち、付け届けは宅配で送るだけにしている。夫が引いてくれた一本の線が、ようやく私の体と心を守ってくれた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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