Share
「不審者!?誰?」帰宅したら家にいた見知らぬ年配の女性→義母の信じられない主張に絶句

非常時用のはずだった合鍵
結婚当初、「何かあったときのために」と義母に自宅の合鍵を渡しました。それから8年、その鍵が招いた結果は私の想像をはるかに超えるものでした。
仕事から帰ると、冷蔵庫の野菜室の人参に付箋が貼ってあったのです。
「賞味期限まで3日よ」
下着の引き出しを開ければ、ピンクの便箋に畳み方の図解。共働きの私を「助けてあげている」つもりらしいのですが、夫に相談してもなだめられるばかり。
「お前のためを思って言ってるんだから」
夫がそう繰り返すたびに、私は唇を噛んで黙るしかありませんでした。
早退した日に見た光景
事件が起きたのは去年の秋でした。微熱で早退し、玄関を開けた瞬間、見知らぬ年配の女性がリビングのソファでお茶を飲んでいたのです。
(不審者!?誰?)
「あら、早いのね」
奥のキッチンから義母が平然と顔を出しました。続けて彼女が言ったのは、こんな一言。
「ご近所の友達に、自慢の息子の家を見せてあげてたの」
悪びれもせず、義母はもう一度言いました。
「息子の家を友達に見せてたの」
客の女性も笑顔で会釈してきます。寝室のドアまで開いていて、明らかに家中を案内されていたのが分かりました。プライバシーも何もない、見世物にされた屈辱に膝が震えました。その夜、出張から帰った夫にすべてをぶちまけると、彼の顔色がすうっと変わりました。
「これ、不法侵入と変わらないだろ」
低い声で、夫はもう一度言いました。
「不法侵入と変わらない」
夫は黙って自分の合鍵もテーブルに置きました。翌週末、迷わずスマートロックを取り付け、古い鍵を完全に無効化したのです。
夫がスピーカーフォンで放った一撃
3日後、義母から夫のスマホに着信。スピーカーフォンに切り替えた夫の隣で、私は息を詰めて聞きました。
「鍵が開かないんだけど!どういうこと!」
金切り声に、夫は一切表情を変えませんでした。
「勝手に他人を家に上げる人に、鍵は預けられない。見守りカメラもつけたから、次に無断で映ったら警備会社から通報が行くよ」
受話器の向こうで義母が息を呑むのが分かりました。何か言いかけて、言葉が続きません。やがて聞こえてきたのは、しぼんだような小さな声でした。
「……分かったわよ」
それきり義母は黙り込み、電話は切れました。義父からも後日「お前の家のことだ、好きにしろ」と夫に短い電話があったそうです。あれから半年、義母はアポなしで来ることも「助けてあげる」と口にすることもなくなりました。先日法事で会ったときには、私と目が合った瞬間にすっと視線を逸らしたのです。義姉も小声で「お母さん、最近大人しいね」と私に耳打ちしてきました。8年我慢した日々が、夫のたった一本の電話で報われた瞬間でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


