Share
「あの子だけ呼ばなくていいよね(笑)」SNSで非常識な投稿をするママ友。だが、他のママ友の言葉で凍りついた瞬間

「あの子だけ呼ばなくていいよね(笑)」SNSで非常識な投稿をするママ友。だが、他のママ友の言葉で凍りついた瞬間
SNSに並んでいた写真
子どもの誕生日会を開いた数日後でした。
仲のいいママ友を数人招いて、お菓子を囲んで賑やかに過ごした、ささやかな会のつもりでした。
ところが、何気なく開いたSNSに、見覚えのない写真が大量に並んでいました。
私だけが呼ばれていない、別のママ会の集合写真です。
「あの子だけ呼ばなくていいよね(笑)」
投稿には、そんな書き込みまで添えられていました。
しかも、私が誕生日会でぽろっと話した家庭の悩みが、面白おかしくネタにされていたのです。
(あの場の話、こんなふうに使われていたんだ)
胸の奥が冷たくなりました。けれど、私は気づかないふりをして、いつも通りに送り迎えを続けました。
ゾッとした打ち明け話
それから数日後、その輪の中心にいたママが、私を呼び止めてきました。
声をひそめて、いかにも秘密めいた口ぶりでした。
「ねえ、ここだけの話なんだけど」
そう前置きして、彼女は別のママの悪口を一つひとつ並べ始めました。
あの人は感じが悪い、あの家は変わっている。淀みなく言葉が出てきます。
「あなたなら分かってくれるよね?」
同意を求めるように、彼女が私の顔を覗き込みます。
聞きながら、背筋がすっと寒くなりました。この人は、私のいないところで私のこともこうやって話していたのだと、はっきり分かったからです。
「そうなんですね」
相づちを打つのが精一杯でした。
そのとき、近くで荷物を整理していた別のママが、こちらを振り返りました。
「ねえ、人の悪口ばかり言うの、やめなよ」
静かな、けれどはっきりした声でした。場の空気が、一瞬で凍りつきました。
化けの皮が剥がれた昼
中心のママは、その場で固まりました。笑みが顔に張りついたまま、目だけが落ち着きなく泳いでいます。
「べ、別にそういうつもりじゃ……」
言いかけて、続きを飲み込みました。誰も助け舟を出しません。荷物を抱えたママは、もう彼女のほうを見ていませんでした。
「そろそろ行くね」
そう言って、その人は私に小さく会釈して去っていきました。残された中心ママは、何かを言おうとしては口を閉じ、結局うつむいたまま黙り込みました。
それからというもの、その輪の中で、誰かの悪口が出ることはぱたりとなくなりました。中心だったママは、私と目が合うとさっと視線を逸らすようになりました。
「お先に失礼します」
私は会釈だけ返して、子どもの手を引いて歩き出しました。深く付き合いすぎないこと。それだけで、ずいぶん肩が軽くなった気がしました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


