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「これ、ちょっと危ないな」家の前に置かれたゴミ袋。だが、近所の女性が責めずに声をかけた瞬間

「これ、ちょっと危ないな」家の前に置かれたゴミ袋。だが、近所の女性が責めずに声をかけた瞬間

数日たっても、ゴミ袋はそのままだった

近所を歩いていたとき、ある家の前に置かれたゴミ袋が気になるようになりました。

最初に見たときは二、三袋ほどだったと思います。ところが収集されないまま数日がたち、新しく出されたらしい袋も増えていました。

玄関脇だけでは収まらず、一部が歩道にはみ出しています。

夏だったこともあり、近くを通ると少しにおいも気になりました。

通行人は袋を避けるようにして歩いていました。ベビーカーを押した女性が、車が来ていないのを確かめてから車道側へよける姿を見たこともあります。

「これ、ちょっと危ないな…」

私も何度かそう思いました。

ただ、知らない家のことです。いきなり玄関を訪ねて注意するのも気が引けて、そのたびに何も言えず通り過ぎていました。

「でも、このままも困るよね…」

そう思いながらも、結局、声をかける勇気は出ませんでした。

「あの、今日はゴミの日じゃないですよ」

数日後の朝、いつもの道を歩いていると、その家の玄関が開きました。

ちょうどそこへ、買い物袋を持った近所の年配女性が通りかかりました。

女性はゴミ袋を見てから、玄関先に出てきた人へ少し迷うように声をかけました。

「あの、すみません。ここのゴミ、出されたものですよね?」

家の人は少し驚きながら、

「はい。そうですけど…」

と答えました。

すると女性は責めるような口調ではなく、袋を指さしながら言いました。

「今日はゴミの日じゃないですよ。何日かここにあるから、もしかして知らないのかなと思って」

その言葉を聞いた瞬間、家の人の表情が変わりました。

「えっ、そうなんですか?」

本当に知らなかったようで、慌ててゴミ袋を振り返ります。

「すみません。引っ越してきたばかりで…前に住んでいたところと同じ感じだと思ってました」

「ああ、それなら分かりにくいですよね。地域によって全然違いますから」

女性がそう返すと、家の人は申し訳なさそうに頭を下げました。

「迷惑かけちゃってましたよね。ごめんなさい。すぐ戻します」

「道路にはみ出してるところだけでも、先に入れたほうがいいかもしれませんね。人も通りますし」

「はい。すみません、本当に」

家の人はすぐに袋を敷地の中へ運び始めました。

私は少し離れたところからその様子を見ていましたが、ずっと気になっていた歩道が少しずつ空いていくのを見て、ほっとしました。

強く言わなくても、伝わることはある

その後、玄関前にゴミ袋が何日も置かれることはなくなりました。

次の収集日の朝には、決められた場所に袋が出されていました。

後日、その家の人と道ですれ違ったとき、向こうから少し照れたように頭を下げられました。

「この前は、ご迷惑かけました」

「いえいえ。もう大丈夫そうですね」

そばにいた年配女性も笑っていました。

誰かがわざと迷惑をかけていたわけではなく、ただ地域のルールを知らなかっただけだったようです。

私なら「迷惑だと思われたらどうしよう」「余計なお世話かな」と考えて、結局何も言えなかったと思います。

だからこそ、相手を責めるのではなく、「もしかして知らないのかな」と声をかけた女性の言い方が印象に残りました。

強い言葉を使わなくても、必要なことはちゃんと伝えられるのだと思った出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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