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「私は今使いたいの!」スタンプカードを貯めて割引を使おうとした客。だが、スタッフが断ったワケ

「私は今使いたいの!」スタンプカードを貯めて割引を使おうとした客。だが、スタッフが断ったワケ
会計の列が、そこで止まった
ホテルのバイキングで食事を終え、会計に向かったときのことです。
レジの前には数組が並んでいました。
そのうちの一人が財布から取り出したのは、店のスタンプカードでした。
あと3個でいっぱいになるようで、カードを見ながら店員に声をかけます。
「レジで3人分、先に会計してくれる?」
店員が聞き返すと、客は続けました。
「あと3個でスタンプが貯まるの。先に3人分を払ってカードをいっぱいにして、それから残り1人分を割り引いてもらえない?」
どうやら会計を分け、その場で貯まった特典をすぐに使いたいようでした。
ただ、この店のカードは、スタンプがすべて貯まったあとの特典を次回来店時から利用する仕組みでした。
レジの近くにある案内にも、その旨が記載されています。
店員はカードを確認してから、落ち着いた声で答えました。
「申し訳ありません。貯まったカードの特典は、次回ご来店時からのご利用になります。本日のお会計にはお使いいただけません」
「もう来る予定がないから」と食い下がった客
ところが、客は納得できない様子でした。
「でも、もうここに来る予定はないの。今日使えないなら、せっかく貯めても意味がないでしょう」
「私は今使いたいの!」
悪意があるというより、あと少しで貯まるスタンプを使わずに帰ることが惜しいように見えました。
店員はもう一度、「本日中に貯まった特典を、同じ日の会計に充てることはできません」と説明します。
それでも客は、「会計を分ければ別の会計になるでしょう」と引きません。
やり取りが続くあいだ、レジの列は動かないままです。私の後ろにも、いつの間にか何人か並んでいました。
責任者も、同じ説明を繰り返した
しばらくして、カウンターの奥から責任者らしい人が出てきました。
事情を聞いたあと、客に向かって静かに説明します。
「こちらの特典は、カードが貯まった次回のご来店からご利用いただくものです。申し訳ありませんが、本日のお会計には適用できません」
先ほどの店員と、説明は変わりませんでした。
客は何か言いかけましたが、そこで後ろの列に気づいたようでした。少し黙ったあと、「じゃあ、今日は普通に払います」と言い、4人分の会計を済ませます。
カードを財布にしまい、連れと一緒にレジを離れると、止まっていた列がようやく動き始めました。
私の番になると、店員は「お待たせいたしました」と頭を下げました。
ルールを曲げて言い争うのではなく、何度聞かれても同じ内容を落ち着いて伝える。そんな店員たちの対応が、妙に印象に残った出来事でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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