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「これ好きそうだと思って」交流に積極的だった新人男性。だが、上長に呼ばれて態度を変えた理由

これ好きそうだと思って交流に積極的だった新人男性だが上長に呼ばれて態度を変えた理由

歓迎会のあとも、何度も誘ってきた新人男性

私が三十代の頃、職場に四十代の男性社員が中途入社してきました。

明るく話好きな人で、初日から部署の人たちへ積極的に声をかけていました。

新しい職場に早くなじみたいのだろうと、最初は誰も気にしていなかったと思います。

ただ、休憩中の雑談で彼が笑いながら口にした一言には、少し驚きました。

「仕事だけじゃなくて、新しい出会いもあったらいいなと思ってるんですよ」

冗談めいた口調だったため、その場では皆も軽く笑って流しました。

その後、部署では彼の歓迎会を兼ねた食事会が開かれました。本人も楽しそうで、そこまでは何も問題ありませんでした。

ところが翌週になると、彼は参加できなかった人を見つけるたびに、

「この前来られなかったですよね。今度またみんなで集まりませんか?」

と声をかけるようになりました。

一度や二度ならよかったのですが、何人にも同じ話をするため、日程を聞かれたり店を探してほしいと言われたりする側は、少しずつ負担を感じるようになりました。

本人としては、職場の人と仲良くなりたいだけだったのだと思います。しかし、周囲との温度差にはあまり気づいていないようでした。

特定の女性への差し入れが増えていった

さらに気になったのが、同じ部署の女性職員への接し方でした。

最初の頃、彼は旅行のお土産やお菓子を部署のみんなに配っていました。

ところが次第に、その女性にだけ飲み物やお菓子を渡すことが増えていったのです。

「これ好きそうだと思って」

「ついでに買ったので、どうぞ」

女性はそのたびにお礼を言っていましたが、ある日、私に小さな声でこう漏らしました。

「ありがたいんですけど、毎回だとちょっと断りづらくて…」

彼女は既婚者でしたが、それ以前に、職場で何度も個人的な贈り物を受け取ること自体に困っている様子でした。

その後も彼から食事会への誘いや差し入れが続いたため、数人で相談し、上長に状況を伝えることにしました。

歓迎会のあとも繰り返し集まりを提案していること、特定の人への差し入れが続いていること、そして相手本人が断りづらさを感じていること。

上長は話を聞いたあと、その日のうちに彼を別室へ呼びました。

何を話したのか詳しい内容までは分かりません。ただ、あとから聞いたところでは、

「親しくなりたい気持ちがあっても、相手が負担に感じていないかを考えてください」

といったことを伝えたそうです。

それ以降、彼が何度も食事会を提案することはなくなり、女性への個人的な差し入れもなくなりました。

仕事上の会話までなくなったわけではありません。

むしろ、必要なことは普通に話しながら、以前より適度な距離を取るようになったように見えました。

親しくなりたいという気持ち自体は悪いことではありません。

ただ、自分にとっては親切や好意のつもりでも、相手には負担になることがあります。

職場だからこそ、相手が断りやすい距離感を保つことも大切なのだと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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