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「店長を呼べ!袋が破けたぞ!」スーパーでレジ袋が破けた客。だが、店長の毅然とした態度に空気が一変

「店長を呼べ!袋が破けたぞ!」スーパーでレジ袋が破けた客。だが、店長の毅然とした態度に空気が一変
レジ前で響いた怒鳴り声
夕方の買い物を終え、スーパーのレジに並んでいたときのことです。
私のふたつ前に、年配の男性が立っていました。
会計はもう済んだようで、男性の手には買ったばかりの商品が入った袋がありました。
ところが、その袋の底が少し破れていたようなのです。男性は店員に向かって、いきなり声を張り上げました。
「店長を呼べ!袋が破けたぞ!」
レジの女性店員は、驚いた顔で何度も頭を下げます。
「申し訳ございません。すぐに新しい袋をご用意いたします」
そう言って、店員は急いで別の袋を差し出しました。それでも男性は、受け取ろうとしません。
「普通はもっと、ちゃんと確認するだろ」
「こんな袋を平気で渡すなんて、どういうことだ」
声を荒らげ、同じ言葉を何度も繰り返します。
店員がどれだけ謝っても、男性はその場を離れようとしませんでした。
出てきた店長の静かな一言
後ろに並ぶ列は、じわじわと長くなっていきます。
それでも男性は動かず、レジは完全に止まってしまいました。
周りの客も、気まずそうに目を伏せています。早く会計を済ませたいのに、誰も声をかけられず、ただ黙って順番を待つしかありませんでした。
「店長を早く呼べよ」
男性の声は、いっこうにやみません。
それでも店員は、最後まで顔色を変えず、丁寧な言葉づかいのまま謝り続けていました。
その落ち着いた姿を見て、私は内心、この人はよく耐えていると感心していました。
やがて奥から、店長らしき男性が静かに出てきました。
「お客様、私からご説明いたします」
そう前置きすると、まっすぐに男性を見据えました。
「袋はすぐにお取り替えいたします。ですが、大きなお声はほかのお客様のご迷惑になりますので」
声を荒らげるでもなく、ただ静かに、それでいて一歩も引かない口ぶりでした。
その一言で、周りに並ぶ客たちの視線が、いっせいに男性へと集まります。
正面から見据えられて、あれほど威勢のよかった男性の勢いが、みるみるしぼんでいきました。
何か言い返そうと口を開きかけて、けれど言葉が続かず、ばつが悪そうに目を逸らします。そして新しい袋をひったくるように受け取ると、逃げるように店を出ていきました。
止まっていたレジが、ふたたび動き出します。ずっと謝り続けた店員が、ほっと肩の力を抜いたのが分かりました。
声を荒らげず、それでいて筋だけはきっぱり通す。あんなふうに人を守れる大人でありたいと、その店長の後ろ姿を、私はしばらく見送っていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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