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「ジムで筋トレしてるんですよ」新人の私に話しかけてきた職場の男性。だが、続く一言に思わずドン引き

入社したばかりの席で
営業アシスタントとして働きはじめて、まだ数日の頃でした。仕事の流れも人の名前も、ようやく覚えかけたばかりです。
その日、他部署の男性が私の席まで来て、親しげに声をかけてきました。
「帰り、そっち方面なら乗せてよ」
まだ名前も一致しない相手からの申し出に、私は曖昧に会釈を返すだけで精いっぱいでした。
話をつなごうとしてか、その人は私の趣味をたずねてきます。
「ジムで筋トレしてるんですよ」
そう答えた、次の瞬間のことでした。
笑顔のまま、線を引く
「ヨガでもやってそうな身体してるよね」
男性はそう言いながら、私を上から下まで眺めました。
ヨガはしていません、と返しても、その視線はしばらく離れません。
続けて自分の趣味を鳥だと話し、「そっちは、鳥みたいな趣味はないの」と笑います。
悪気はなさそうでした。ただ、初対面に近い相手との間合いが、どこかずれているのです。
「その趣味、続けて何が楽しいの」とまで言われて、私は内心で戸惑いました。
世間話のつもりなのは分かります。それでも、こちらの領分にずかずかと踏み込んでくる感じが、どうにも拭えなかったのです。
このまま流せば、次も同じことが起きる。
そう感じた私は、表情はやわらかいまま、声だけをはっきりさせました。
「体型の話は、もうやめてください」
笑顔で、けれどまっすぐに伝えました。
角を立てたいのではなく、ここから先には入ってこないでほしい、という線を引くためでした。
戻ってきた距離
男性の顔から、へらへらとした笑いが消えました。
「あ、いや、そんなつもりじゃ」と言いかけて、その先が続きません。
ばつが悪そうに視線を泳がせると、彼は「…悪かったね」と小さく言い、そそくさと自分の部署へ戻っていきました。
やり取りを近くで聞いていた先輩が、そっと目配せをして、小さくうなずいてくれました。
味方がいる。それだけで、言ってよかったと思えたのです。
はっきり言葉にするのは、ほんの少しだけ勇気が要りました。
それでも、黙って我慢し続けるより、ずっと胸のつかえが取れた気がしました。
その後、彼が私に体型の話を持ちかけてくることは、二度とありませんでした。
すれ違えば会釈はする、けれど余計な一歩は踏み込んでこない。ちょうどいい距離が、そこにはありました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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