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「いつでも見るからね!遠慮しないでよ」と言っていたのに子供を預かってくれない義母→私が義母を頼るのをやめた結果

手帳がいつも埋まっている人
義母は、とにかく多趣味な人です。
バレエにコーラス、俳句の会に、絵画教室。
専業主婦なのに、手帳は私よりずっと埋まっています。
娘がまだ小さいので、私の通院や役所の用事のときは、義母に見てもらうことになっていました。
「いつでも見るからね!遠慮しないでよ」
会うたびに、義母は嬉しそうにそう言います。心強い言葉のはずでした。
ところが、実際に電話をかけるとこうなります。
「来週の10日か、20日はいかがですか」
「10日も20日も、予定があるの」
バレエと、俳句の会だそうです。
呼び出し音の時点で、私はもう半分あきらめていました。
その週は結局、娘を連れて病院へ行きました。
消毒液の匂いのする待合室で、一時間近く。
娘は途中で飽きて、椅子から下りたがって泣きます。
「もうすぐだからね、もうすぐ」
私の指を握る娘の手が、じっとりと熱くなっていきます。名前を呼ばれる頃には、二人とも汗だくでした。
もう、頼りません
それでも、こちらの都合で見てもらう立場です。文句など言えるはずがありません。
ただ、次の用事で受話器を握ったとき、指が止まりました。
また呼び出し音を聞いて、また断られるのか。そう思うと、番号を押せませんでした。
次に義母と会ったとき、私は自分から切り出しました。
「お義母さん。もう、娘のことでお願いするのはやめます」
「え?どうして。いつでも見るって言ってるじゃない」
「いつでも見るからと言われて、頼るたびに断られるのが、一番つらいんです」
義母の顔から、笑みが消えました。
「そんな…嫌で断ったつもりは、ないわよ」
「一時保育に登録しました。これからは、自分で預け先を確保します」
義母は湯呑みに手を伸ばして、そのまま止まりました。何か言いかけては飲み込み、指先が縁をなぞっています。
隣で聞いていた夫が、静かに言いました。
「母さん、俺も何回か横で聞いてたよ。毎回、予定があるって断ってた」
義母は目を伏せたまま、動けずにいました。
変わったのは、次の月からです。
「来週、空いてるわよ。何かない?」
義母のほうから、電話がかかってくるようになったのです。
「大丈夫です。もう予約してあるので」
「……私が見るって、言ってるでしょう」
受話器の向こうで、義母の声が小さくなりました。
一時保育の先生は、約束の時間に預かって、約束の時間に返してくれます。
断られる心配がないというのは、こんなに身軽なことでした。
今でも義母は、会うたびに手帳を開いて見せてきます。この日も空けてある、と。頼むかどうかを決めるのは、もう私のほうなのでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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