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「電話は解約したからね」92歳の叔母から連絡手段を奪った息子の嫁→嫁の本性に思わず絶句

切られた線
父の姉にあたる叔母は、今年で92歳になります。五年ほど前に一人息子を亡くし、息子の嫁と、三十歳の孫娘との三人暮らしでした。
もともと折り合いは良くありません。息子が生きていた頃から、食卓は二つに分かれていました。
叔母と息子。嫁と孫娘。生活費のほとんどを出していたのは、叔母たちのほうだったのに。
息子が亡くなっても、その暮らしは変わりませんでした。叔母の食事だけは用意する。それ以外は、何も関わらない。
そんなある日、嫁が居間に入ってきて、こう言い放ったそうです。
「電話は解約したからね」
家の固定電話が、その日を境になくなりました。叔母はスマホが使えません。
「私、どうやって連絡すればいいの」
「今どき固定電話なんて、誰も使わないでしょ」
それきり、嫁は台所へ引っ込んでいったといいます。
兄が貸した一台
話を聞いた私の兄は、その週のうちに叔母のところへ行きました。
「叔母さん、これ使って。番号はここを押すだけだから」
畳に並んで座り、押し方を何度も繰り返し教えたそうです。それから毎朝、決まった時間に電話をかけさせました。
「今朝も元気だよ」
その声を確かめてから、兄は仕事に出る。それが日課になったのです。
ところが、その話が伝わると、嫁と孫娘の動きが妙に早くなりました。数日後、どこからか高齢者向けの携帯を買ってきたのです。
「ほら、ちゃんと用意してあげたから」
叔母は礼を言って受け取りました。でも、使い方を教える人は誰もいません。
法事の座敷で
その年の法事に、親族が集まりました。嫁は座敷で、聞かれてもいないのに話し始めます。
「うちは携帯まで買ってあげてるんですよ」
世話をしている。
そう思わせたかったのでしょう。
すると兄が静かに言いました。
「じゃあ、見せてもらえますか」
孫娘が奥から持ってきた端末は、白い埃をかぶったままでした。電源は入らず、充電器は袋の封さえ切られていません。
登録された番号は、一件もなし。
座敷が静まり返りました。叔母の妹が、小さくため息をつきます。
「渡しただけで、世話をしたことになるのねえ」
嫁の顔から、みるみる血の気が引いていきました。何か言いかけて、口を開いたまま止まる。結局、言い訳の一つも出てきません。孫娘は畳を見つめたきり、顔を上げません。
「面倒を見るならちゃんと見てください」
兄はそれだけ言うと、叔母の隣に座り直しました。
あれ以来、嫁が親族の前で叔母の話を持ち出すことはありません。私たちと目が合うと、先に逸らすようになりました。叔母は今朝も、兄の貸した一台で電話をかけてきます。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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