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「行くって言ったじゃん」勝手にママ友と子連れで出かける約束をした夫。だが、私が見せた画面に言葉が出なくなった

「行くって言ったじゃん」勝手にママ友と子連れで出かける約束をした夫。だが、私が見せた画面に言葉が出なくなった

玄関で言い合いになった朝

その日曜の朝、夫が子どもに靴を履かせていた。行き先を聞くと、同じ職場のママ友とその子どもたちで、有名テーマパークへ出かけるのだという。

私は初耳だった。家族の予定として聞いた記憶が、どうしても出てこない。

「え、今日行くの。聞いてないんだけど」

そう言うと、夫は心底めんどうそうにため息をついた。

「行くって言ったじゃん」

行くって言った。夫はそう繰り返す。けれど3日前に日付だけをぽつりと告げられただけで、行くのか行かないのか、誰と行くのかも、私は相談された覚えがなかった。

「一度も聞いてない」

声が少し震えた。子どもを丸一日連れ出す話を、当日の玄関先で知らされる。そのこと自体が信じられなかった。

履歴を並べて見せた結果

夫は「言った言わないの話をしても仕方ないだろ」と、そのまま話を切り上げようとした。だから私は、二人のメッセージのやり取りをさかのぼって、画面をそのまま差し出した。

この2週間、テーマパークの「テ」の字も、ママ友の名前も、どこにも残っていない。あったのは「ゴミ出しといて」の一言だけだった。

「……あれ、口で言ったと思ってた」

夫の声が急にトーンダウンした。目が泳ぎ、握っていた子どもの靴を手にしたまま固まっている。

「頭の中で相談した気になってたんじゃないの。子どもを一日連れ出すのに、私の予定も体調も一度も聞かなかったよね」

夫は「いや、それは」と言いかけて、口をつぐんだ。返す言葉が、もうどこにも見つからなかったからだ。

「ママ友さんと約束しちゃったから、って言うんでしょう。だったらなおさら、先に私に一言あってよかったよね」

畳みかけると、夫は靴を床に置き、そのまま黙り込んでしまった。

ちょうどそのとき、玄関で靴を履いていた上の子が無邪気に言った。

「ママも一緒に行くんじゃないの」

その一言で、夫はますますばつが悪そうにうつむいた。

「悪かった。次からは、ちゃんと先に相談する」

ようやく出たその言葉に、私は「うん、そうして」とだけ返した。謝ってほしかったわけじゃない。家族のことを、家族に一言相談してほしかっただけだ。

結局その日の外出は延期になり、翌週は家族そろって出かけることになった。予定を組むとき、夫は前より何度も私に確認してくるようになった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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