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「君のために淹れたハーブティー、飲んで」初デートの車内で謎の水筒を差し出す彼。気味が悪くなって逃げだした結果

誠実そうな彼との初デート
マッチングアプリで知り合った相手と、初めて会う日のことです。やり取りの段階ではとても丁寧で、話も合って、誠実そうな人だと感じていました。
当日はドライブに連れて行ってくれるという話でした。助手席に乗ってしばらくは、好きな映画や仕事の話で盛り上がり、私は少し緊張がほぐれていったんです。
「このまま海の方まで走ろうか」
そう言う横顔も自然で、悪い人には見えませんでした。だからこの後の出来事を、私はまったく予想していなかったのです。
途中、彼が「ちょっと喉が渇いたから」と言って、コンビニの駐車場で車を降りました。飲み物でも買うのかなと、私は何も気に留めていませんでした。
差し出された謎の水筒
ところが戻ってきた彼の手にあったのは、ペットボトルではなく、自宅から持ってきたらしい水筒でした。彼はそれを開けて、満面の笑みで私の方へ差し出してきたんです。
「君のために淹れたハーブティー、飲んで」
一瞬、頭が真っ白になりました。今日が初対面の相手が、わざわざ家で淹れて持参した、中身の見えない手作りの飲み物。
市販の未開封のものなら、まだ受け取れたと思います。でも誰がどう作ったのか分からない液体を、出会ったばかりの人から渡される。その状況に、私は背筋が冷たくなっていきました。
「ごめんなさい、ちょっとお腹が痛くて……今は飲めなくて」
角が立たないように、できるだけ穏やかに断ったつもりでした。それなのに、笑っていた彼の表情が、すっと抜け落ちたんです。
「せっかく淹れたのに!」
声を荒らげて、彼は水筒を握ったまま私を睨みました。さっきまでの柔らかい雰囲気は、どこにもありませんでした。
(この人、何かおかしい)
車内に二人きり。動いている車。逃げ場のない状況で、私はただ恐怖だけを感じていました。
信号で車が停まり、赤になった瞬間でした。私は迷わずドアを開けて外に飛び降り、振り返らずに走りました。手が震えたまま、その場で連絡先をすべてブロックしたんです。
あのまま海まで連れて行かれていたら、と思うと、今でも体がすくみます。満面の笑みで差し出されたあの水筒の中身が何だったのか、私は一生知りたくありません。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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