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「仕事だよ」出張が増えた夫。怪しんだ私が子ども用のキッズ携帯で、位置情報を掴んだ結果

シート下に仕込んだ一台
夫の朝帰りが、月に何度も続くようになった。理由を聞けば、いつも判で押したように同じ答えが返ってくる。
「仕事だよ。最近、急な対応が多くてさ」
言葉を信じたい気持ちと、信じきれない胸の奥のざわつき。私はある週末、子ども用のキッズ携帯を一台、位置情報をオンにして夫の車のシートの下にそっと忍ばせた。
そして次の週末、また連絡が来た。
「今日も仕事で遅くなる。先に寝てて」
地図の上で光る点を見て、私は息を呑んだ。会社とはまるで方向違いの、隣県の温泉街。点は、有名な旅館の駐車場でぴたりと止まっていた。
旅館の駐車場で
居ても立ってもいられず、私は友人に電話をかけた。事情を話すと、彼女はすぐに車を出してくれた。
高速を飛ばして温泉街に着いたのは、日が傾きはじめた頃。旅館の駐車場に車を滑り込ませると、見覚えのある後ろ姿があった。
夫が、見知らぬ女と手を繋いで、ゆっくり歩いている。
私は車を降り、二人の背中に静かに声をかけた。
「ずいぶん遠いオフィスだね」
夫が、文字通り飛び上がった。繋いでいた手をぱっと離し、振り返った顔は真っ青だった。
「な、なんでここに……」
「これは接待で!」
「接待で手を繋ぐの。初めて聞いたよ」
夫は口をぱくぱくさせるだけで、言葉が続かない。額に汗が浮かび、視線が地面とこちらの間をせわしなく往復している。
隣の女は気まずそうに目を泳がせ、一歩、また一歩と後ずさっていく。
「あの、私は何も……」
言いかけて、女も口をつぐんだ。チェックインを待つ他の宿泊客が、何事かとこちらを振り返る。その視線に、夫はますます小さくなった。
友人がスマートフォンを構え、二人の姿を冷静に画面に収めていた。逃げ場はもう、どこにもなかった。
突きつけた証拠
その場で押さえた写真と、位置情報の記録。私は感情的になる代わりに、家に帰ってから弁護士に相談する道を選んだ。
「証拠がこれだけ揃っていれば、十分に戦えますよ」
相談に乗ってくれた弁護士の言葉は、心強かった。仕込んだ一台のキッズ携帯が、これほど役に立つとは思わなかった。
後日、整えた証拠を前にすると、あれだけ言い訳を並べていた夫は、もう一言も反論できなかった。
「悪かった。本当に、悪かった」
頭を下げる夫に、私は静かに離婚届を差し出した。慰謝料は、夫と相手の女、二人からきっちり受け取った。
「これではっきりして、よかった」
あれほど偉そうに「仕事だ」と言い張っていた人が、今は私の顔色をうかがって小さくなっている。疑われる側と、突きつける側。立場は、すっかり入れ替わっていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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