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「ただいまー、お邪魔するね」毎回、手土産を持ってこない義姉。私も手土産を持たないで訪問した結果

「ただいまー、お邪魔するね」毎回、手土産を持ってこない義姉。私も手土産を持たないで訪問した結果
手ぶらで来て、手土産は持って帰る人
夫の姉は、ほぼ毎週うちに来ます。
「ただいまー、お邪魔するね」
毎回そう言って上がり込むのに、その手にはいつも何もありません。お菓子の一つどころか、出前を取った日でも財布を出したことが一度もないんです。
「ごちそうさま、相変わらず作るの早いね」
軽く笑って、満足そうに帰っていく。3年間、ずっとこの調子でした。
一方で、私が義姉の家を訪ねるときは話が別です。手ぶらで行くわけにいかないと思い、毎回菓子折りを用意していました。なのに玄関で渡そうとすると、決まってこう言われるんです。
「気を遣わなくていいよ」
受け取ってはくれるのですが、その言い方が引っかかっていました。気を遣ってほしいのはこっちなんですけど、と心の中で何度叫んだか分かりません。
夫の前で笑うのも、もう限界だった
それでも、夫の手前ずっと笑顔でいなければと思っていました。自分の姉のことを悪く言われたら、夫だって気分が悪いだろうと。
でも、ある週末。義姉が帰った後の台所で、洗い物の量を見ていたら急に力が抜けました。
「ねえ、お姉さんってさ。来るとき、いつも手ぶらだよね」
思い切って夫に言うと、彼はあっさり頷きました。
「うん、昔から。気にしてたの?」
「気にしてたよ。私が行くときは毎回お土産買ってるのに、向こうは食事代も出したことないし」
夫は少し驚いた顔をして、それから申し訳なさそうに言いました。
「ごめん、当たり前になってて気づかなかった。もう無理に気を遣わなくていいよ。お互い様でいこう」
その一言で、肩の荷がすっと下りた気がしました。
対等にしたら、向こうの態度が変わった
次に義姉の家へ行く日、私は菓子折りを用意しませんでした。手ぶらで玄関に立つのは少し勇気が要りましたが、向こうがいつもやっていることです。
「あれ、今日は何も持ってこなかったの?」
義姉の表情が、一瞬固まりました。今まで私が渡すのを当然のように受け取っていた人が、初めて言葉に詰まった顔でした。
「はい。気を遣わなくていいって、いつも言ってくれてたので」
私が笑顔でそう返すと、義姉は何か言いかけて、口をつぐみました。隣で夫が、小さく吹き出しています。
それからです。次にうちへ来たとき、義姉の手にはお菓子の袋がありました。
「これ、駅前で評判だったから。いつもごちそうになってるし」
少し気まずそうに差し出す義姉に、私は素直に受け取りました。無理に張り合ったわけでも、嫌味を言ったわけでもありません。ただ、自分だけが気を遣う関係に、静かに区切りをつけただけ。
対等になってみると、義姉との時間が前よりずっと気楽になりました。笑顔も、もう作り物じゃないんです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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