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義母「来年は和菓子がいい」→夫「いっそ、現金送るか」毎回母の日に文句を言う義母に現金を送った結果

初めての母の日
結婚して、初めて迎える母の日だった。実母と義母、どちらにも差が出ないよう、私は同じような贈り物を選んだ。
実母は家族と暮らしているので、おかずになる漬物の詰め合わせ。
義母は一人暮らしだから、少人数向けの小さな漬物セットにした。気持ちはまったく同じつもりだった。
当日、実母からはすぐに「ありがとう」と連絡が来た。あたたかい声に、私もうれしくなった。ところが、義母からの電話はまるで違っていた。
「漬物の量が多すぎる、一人で食べきれない、来年は和菓子がいい」
銘柄のメーカーまで、きっちり指定された。
お礼の言葉は、最後まで一度もなかった。
エスカレートする注文
翌年は、言われた通りのメーカーの和菓子を贈った。これなら文句はないだろう、と思っていた。
「美味しくなかった、もう少し洋風がよかった。でも食べ物はもういらない、来年は花がいい」
受話器の向こうの声に、私は思わず黙り込んだ。希望に合わせたつもりが、また振り出しに戻されてしまった。
それでもさらに翌年、私は事前に夫を通じて確認までした。長く飾れるようにと、プリザーブドフラワーの小さな籠盛りを選んだ。今度こそ、と願いながら。
「ずっと置いておかないといけないから、邪魔」
三年続けて、私の贈り物はすべて否定された。漬物も、和菓子も、花も。何を贈っても、お礼の代わりに返ってくるのは注文と不満ばかりだった。
夫も、さすがに見かねたようだった。
「母さんも好みがうるさいからな。いっそ、現金送るか」
その提案に、私もすがる思いでうなずいた。夫から義母へ、母の日は現金にしようと伝えてもらった。
私が出した結論
けれど、返ってきた言葉は予想を超えていた。
「現金なんて愛想がない!嫁としてなってない!」
電話口で、夫が言葉に詰まるのが分かった。あれほど好みを押しつけてきた人が、最後は私の人柄まで否定してきたのだ。嫁いびりとは、こういうことかと思った。
私は、すっと冷めていく自分に気づいた。三年間、何を選んでも喜ばれることはなかった。これ以上、消耗する必要はない。
「四年目から、母の日の贈り物はやめます。何を差し上げても、喜んでいただけないみたいなので」
夫を通じてそう伝えると、義母からの催促の連絡も、ぱたりと途絶えた。それまでは贈り物のたびに長々と続いた電話が、嘘のように静かになった。
私は連絡先も整理し、自分から関わるのをやめた。今は年に一度、夫が一人で顔を見に行くだけの間柄だ。あの重たい時間から解放されて、私の五月は、ずいぶん穏やかになった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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