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【日常ミステリー】小銭を入れた瓶から毎週35円消える→4男が半年悩んだ家の異常と入れた覚えのない硬貨とは

【日常ミステリー】小銭を入れた瓶から毎週35円消える→4男が半年悩んだ家の異常と入れた覚えのない硬貨とは
透明な瓶の中身が、毎週ぴったり減っていく
在宅勤務がメインになった40代の頃の話です。
釣り銭でもらう500円玉と100円玉だけを、リビング棚に置いた透明な飴瓶に放り込む習慣がありました。瓶は中身が丸見えで、家族なら誰でも届く高さに置いてあります。
同居しているのは専業の妻と、部活帰りでいつも腹を空かせて帰ってくる中学生の息子だけでした。
もとは旅行用の積み立てのつもりで、月末にだけメモ紙に残額を書き留める軽い管理をしていたのです。
ある月、家計簿を整理するついでにきっちり数え直したら、前回のメモより35円少ないことに気がつきました。
最初は自分の数え間違いだろうと、軽く流すつもりでいたのです。
ところが翌週も同じ曜日に確認すると、再びぴたりと35円のマイナスが出ていました。
「毎週ジャスト35円消える」
夕食の席で半ば冗談混じりにそう切り出すと、妻は首をかしげるばかりで、息子も心当たりがないと言います。
深夜0時過ぎ、もう一度瓶の中身を卓上に広げ、何度数え直しても結果は変わりませんでした。
入れた覚えのない硬貨が、瓶の底に残されていた
不思議だったのは減り方そのものよりも、中身の構成のほうです。
500円玉が何枚か抜かれて、代わりに10円玉や5円玉が何枚か、底のほうにそっと沈んでいる。
計算してみると、毎回きっちり35円分のマイナスでぴたりと揃うのです。
泥棒にしてはケチすぎますし、そもそも私はこの瓶に10円玉も5円玉も入れたことがありません。
気持ちが悪くて、家計簿のページに日付と残高を細かく書き込み、瓶の位置を変えて写真にも残しました。
それでも数週間ごとに、決まって35円分減り、見覚えのない小銭がそっと足されていきます。
玄関の鍵は前年に交換したばかりで、外から誰かが出入りした形跡もありません。
強く問い詰めれば家族の誰かを傷つけてしまいそうで、最後まで踏み込めずにいたのです。試しに瓶を寝室の本棚の上に隠した週も、棚の奥に押し込んだ週も、結果は変わりませんでした。
結局、犯人も理由も分からないまま、その現象は半年ほど続き、ある日を境にぴたりと止みました。
瓶の中身はまた、いつも通りの500円玉と100円玉だけに戻り、家族の生活もそのまま続いています。半年が過ぎたあとも数ヶ月は念のため毎週確認を続けましたが、ピタリと現象は止まったままでした。
あの半年間、35円が誰の手で動いていたのか、今でも私には答えが出ません。家計簿に残した日付と残額のメモは、今もそのまま手元に残してあります。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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