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「来週やるから」義母の大量の推しグッズで5年止まった新居計画。だが、隣人の一言で義母の顔が青ざめた瞬間

足の踏み場もない義母の「聖域」
夫の実家には、旧宅のままの古い一室がある。
義母が長年かけて集めてきたグッズのコレクションが天井近くまで積み上がり、箱や袋がドアを塞ぐほどの状態だ。
本来、その旧宅は解体して新居を建てるための土地として使う予定だった。
私たち夫婦にとっては、いずれ自分たちの家を持つための大切な計画だった。
ところが、義母の部屋の片付けが一向に進まない。
「来週やるから」「また今度ね」という言葉が繰り返されるうちに、一年が過ぎ、三年が過ぎ、気づけば五年が経っていた。
夫も私も、なんとなく「言い出しにくい」空気を感じていた。
コレクションに情熱を注ぐ義母に対して、直接「片付けて」と言うのは角が立つ。かといって計画を諦めるわけにもいかず、二人でため息をつく日々が続いた。
子どもが生まれてからは、なおさら新居の話を切り出しづらくなった。
義母は「孫が遊びに来てくれるならこのままでもいい」と笑い、私たちの気持ちには気づかないふりをしているようにも見えた。
家族の話題から、いつもこの旧宅の件だけがすっと外されていく感覚があった。
隣人が言葉にした、私たちの本音
変化が訪れたのは、ある日の午後だった。
義母が旧宅の前で隣に住む女性と立ち話をしていたとき、私と夫もちょうど近くにいた。
隣人の女性は、積まれた荷物のことを知っていたのだろう。
苦笑いをしながら、こう口にした。
「一緒に住んでくれるなんて幸せなことよ。早く片付けないと」
義母は何も言い返せなかった。
いつもなら「そうね、そうしないとね」と愛想よく返す義母が、そのときは黙って視線を落とした。
その場の空気が、しんと静まり返った。
私は内心、胸のどこかがほぐれるような感覚を覚えた。
五年間、言えなかったことを、隣人が自然な形で代わりに言葉にしてくれた。それだけで、長い間つかえていたものが少し動いた気がした。
翌週、義母は業者を呼んで荷物の仕分けを始めた。全部が片付くまでにはまだ時間がかかりそうだが、あの一言がなければ動き出すことはなかっただろうと思う。
他人の言葉がときに、家族の関係を動かすことがある。
家の中の人間がどれだけ言葉を重ねても、響かないときは響かない。外からの一言が、思いがけず流れを変える瞬間があるのだと、あの日の静けさが教えてくれた。我慢を続けるよりも、誰かに事情を見てもらうことが、解決への近道になることもあるのだと知った。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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