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「ごめん!道が混んでて到着ギリギリになるかも!」と待ち合わせしている友人に報告。だが、返ってきた一文に思わず絶句

「ごめん!道が混んでて到着ギリギリになるかも!」と待ち合わせしている友人に報告。だが、返ってきた一文に思わず絶句
道が混んでいた朝、先に送った一言
子どもの友達と家族ぐるみで動物園へ行く約束をした。
子どもたちは何日も前からはしゃいでいて、「ライオン見たい」「ゾウに乗れる?」と毎日のように話題にしていた。
私も珍しく前日から楽しみにしていたひとりだった。
当日は現地集合にしようと決め、それぞれ車で向かうことにした。
集合時間には十分余裕のある時刻に家を出たつもりだったが、いつもより道が混んでいた。
このままでは5分前に着けないかもしれない。相手の家族を長く待たせるのは申し訳ないと思い、先に連絡を入れた。
「ごめん!道が混んでて到着ギリギリになるかも!」
すぐに既読がついて、返信が届いた。
「今起きたから大丈夫よ〜」
画面を見て、しばらく止まってしまった。今、起きた?
集合まで1時間もない。動物園が開園すると同時に入ろうと、前日に話していたはずだった。
子どもたちはもう着替えを済ませ、後部座席でわくわくしながら座っているのに。手には動物の図鑑まで持っている。
(なぜ今?)という言葉が頭のなかをぐるりと回った。でも、返信する言葉が思い浮かばなかった。
先に回り始めた理由、分からない感覚
結局、相手の家族が着くまでに相当の時間がかかった。
子どもたちをずっと待たせ続けるのも悪いと思い、先に園内を回らせてもらうことにした。
入口付近でしばらく待っていたが、子どもの「もう入ろうよ」という声にも押されて、一足先にゲートをくぐった。
合流したとき、相手はいつもと変わらない笑顔で「ごめんね〜、起きるの遅くなっちゃって」と言った。
責めているわけではないし、怒っているわけでもない。楽しい時間を過ごしたのは本当だ。それでも、どうしてもしっくりこない気持ちが胸のなかに残り続けた。
約束した日を楽しみに思っていて、前日に集合時間を確認したのは私のほうだった。
相手も「楽しみだね!」と返してくれていた。それなのに当日の朝、ギリギリまで起きていないというのはどういう感覚なのだろう。
(楽しみにしていなかったのかな、それとも私が気にしすぎているのかな)
もちろん相手には相手の事情がある。
子どもが夜泣きしたのかもしれないし、前夜から体調が優れなかったのかもしれない。そういった可能性は十分に分かっている。
でも、一言だけ「遅れそう」と先に連絡してくれれば、子どもたちも心の準備ができたはずだ。
帰り道、「楽しかったね」と子どもたちが話すのを聞きながら、モヤモヤがじんわりと続いていた。その感覚、私には分からない。今も分からないままだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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