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「タダで教えるのが筋でしょうが!」理不尽に激怒する客に冷や水を浴びせた、コールセンター勤務の私の反撃

理不尽に激怒する客に冷や水を浴びせた、コールセンター勤務の私の反撃
コールセンターのオペレーターという職業柄、日々理不尽なクレームや怒りに触れることには慣れています。
私たちの業務の一つに、パソコンのインターネット接続など、専門的な知識が必要な設定代行を有料サポートとしてご案内するというものがあります。
ある日の勤務中、電話口に出たのは、ひどく苛立った様子の看護師の女性でした。
「ちょっと、パソコンが全然ネットに繋がらないんだけど!早くなんとかしてよ!」
受話器越しにも威圧感が伝わってくるような、刺々しい第一声でした。
お話を伺うと、ご自身での操作は難しいとのこと。私はマニュアル通り、丁寧な口調で対応を進めました。
「左様でございますか。それでは、専門のスタッフが代行する有料のサポートサービスをご案内したいのですが、いかがでしょうか?」
その言葉を口にした瞬間、電話越しの声がヒステリックに跳ね上がりました。
「はあ!?お金を取る気!?ふざけないでよ!こっちは素人なんだから、そっちがタダで教えるのが筋でしょうが!」
耳をつんざくような怒声に、私は一瞬息を呑みました。
しかし、私も日々クレーム対応をこなすプロです。表面上は冷静を保ちながらも、心の中では静かな怒りがふつふつと湧き上がっていました。
秒殺のトラブルシューティング
どれだけ怒鳴られようとも、私は一切言い返すことはしませんでした。
嵐のようなクレームをただ静かにやり過ごし、相手が息継ぎをしたタイミングで、私は氷のように冷たい声で切り出しました。
「かしこまりました。それでは、私から手順をご説明いたしますので、画面を見ながら操作をお願いできますでしょうか。」
私は無駄を一切省いた、最も短い手順でインターネットの接続設定を指示しました。
結果はあっけないものでした。わずか数十秒の操作で、無事にインターネット回線が繋がったのです。
沈黙を引き裂く最後の一撃
受話器の向こうから聞こえてきたのは、完全に勢いを削がれた声でした。
「えっ、あ……。」
あまりにも簡単に問題が解決してしまい、バツが悪くなったのか、彼女はそれ以上言葉を続けることができません。
その気まずい沈黙を見計らって、私は淡々とした口調でトドメを刺しました。
「インターネットの接続設定は、たったこれだけでございます。」
もちろん、そこにはたっぷりと皮肉を込めています。本当はメールソフトの設定など、他にも案内できる事項はあったのですが、あんな態度をとられた相手にそこまで親切にしてやる義理はありません。
散々わめき散らしておきながら、数十秒で解決してしまった時の彼女の呆然とした反応。
通話を終えた後、私はヘッドセットを外しながら、心の中で「いい気味だわ」と密かに笑みを浮かべていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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