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「私の接客が先でしょう!」レジで私を指さした客。だが、思わず返した一言とは

「私の接客が先でしょう!」レジで私を指さした客。だが、思わず返した一言とは
図書カードを選ぶ人の後ろで待っていた
近所の本屋で、参考書をまとめて買ったときのことです。
何冊も重ねて抱えていたため、腕がだんだん痛くなっていました。
レジの前には、先に来ていた客がひとりいました。図書カードを買うようで、店員に何種類かの柄を見せてもらいながら、どれにするか迷っています。
「こっちもいいけど、こっちも捨てがたいのよね」
一枚を手に取っては戻し、また別の柄を見る。
その間、店員は急かさずに待っていました。
ただ、この店のレジはひとつしかありません。私の後ろにも、少しずつ人が並び始めていました。
しばらくすると、店員がその人に声をかけました。
「お選びいただいている間に、後ろのお客様のお会計を先にしてもよろしいでしょうか」
その人がすぐには返事をしなかったため、店員は私に「どうぞ」と声をかけました。
私は抱えていた大量の参考書をレジ台に置きました。店員が一冊ずつ読み取り、最後に金額を告げます。
「2万円になります」
財布を出そうとした、そのときでした。
「ちょっと待って。私はまだ接客してもらっているでしょう」
さっきまでカードを見ていた人が、こちらを振り向いていました。
店員は手を止めて、「申し訳ありません」と頭を下げました。
「お選びいただいている間だけ、先にお会計をと思いまして……」
するとその人は、私のほうへ手を向けました。
「私の接客が先でしょう!」
指を向けられて、黙っていられなかった
突然自分のことを言われたうえ、まっすぐ指まで向けられ、私は戸惑いました。
その人にしてみれば、自分への対応が途中で終わったように感じたのかもしれません。
ただ、後ろには待っている人がいて、私は店員に案内されただけです。
言い争うつもりはありませんでしたが、指を向けられたことだけは気になりました。
「人のことを指さすのは、やめていただけますか」
できるだけ静かにそう伝えると、その人は一瞬こちらを見たあと、手を下ろしました。
「私はまだ選んでいただけなのに…」
声の勢いも、先ほどより少し弱くなっていました。
店員は改めて、「お待たせして申し訳ありません。お決まりになりましたら、すぐに承ります」と伝えました。
その人は台の上のカードを見直し、少しして一枚を選びました。
私の会計はそのまま済ませてもらい、参考書の入った袋を受け取りました。店員から「お待たせしました」と言われ、私も小さく会釈をして店を出ました。
相手にも「自分が先に接客を受けていた」という思いはあったのでしょう。ただ、待っている人がいる場所では、少しの間だけ順番を譲ることもあります。
それ以上に、腹が立っても人を指さして責めるような態度は取りたくない。あの日の出来事を思い出すたび、そう感じています。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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