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「どこから乗りましたか?」言葉が通じず止まっていた車内。だが、私が勇気を出して英語で尋ねた一言

「どこから乗りましたか?」言葉が通じず止まっていた車内。だが、私が勇気を出して英語で尋ねた一言
停留所に着いても、バスが動かなかった
仕事帰りに乗っていたバスが、ある停留所で止まったまま、なかなか発車しませんでした。
前のほうを見ると、降車口の料金箱の前に一人の乗客が立っています。
運転手が何かを尋ねていますが、話が通じていないようでした。
「どこから乗られましたか」
運転手がゆっくり言い直しても、その人は困った顔で首をかしげ、英語で何かを返します。
海外から来た人のようでした。
このバスは乗った区間によって運賃が変わるため、その人がどこから乗ったのか確認する必要があったようです。
しかし運転手は英語が分からず、相手も日本語が分かりません。
何度かやり取りしたあと、運転手が車内を振り返りました。
「どなたか、英語のわかる方はいませんか」
それまで聞こえていた車内の物音が、急に小さくなった気がしました。
私も迷いました。英語が得意なわけではありません。
学生時代に習った程度で、簡単な言葉なら分かるというくらいです。
それでも、料金箱の前で申し訳なさそうにしているその人を見ていると、このまま座っているのも落ち着きませんでした。
知っている英語だけで声をかけた
私は席を立ち、前まで行きました。
そして、その人に「Where did you get on the bus?」と尋ねてみました。
発音に自信はありませんでしたが、意味は通じたようです。その人は少し驚いたあと、ほっとしたような顔で答えてくれました。
聞き取れた乗車場所を私が運転手へ伝えると、運転手はうなずき、支払う運賃を案内しました。
その人は小銭を料金箱に入れると、私と運転手に何度も頭を下げました。
「Thank you」
そう言ってバスを降りていく姿を見送り、私も席へ戻りました。
上手に話せなくても、役に立てることがある
運転手から「助かりました。ありがとうございます」と声をかけられ、少し照れくさくなりました。
使ったのは、覚えていた短い英語だけです。もっと英語が得意な人がいれば、その人に任せていたと思います。
それでも、あの場では私の知っている言葉でも十分に役に立ちました。
完璧に話せる自信がなくても、困っている人を前にしたとき、自分にできる範囲で声をかけることはできる。あの日の帰り道、そんなことを考えました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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