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「せっかくだから、座席回しちゃいましょう」新幹線で知らない男性まで向かい合わせに。だが、気まずくならなかったワケ

三人の席は、前後の二列に分かれていた
新幹線に乗り、窓の外を眺めていたときのことです。
途中から、明るく話しながら三人連れの女性たちが乗ってきました。
どうやら三人の席は前後二列に分かれていたようで、二人が前の二人掛けに、もう一人がその後ろの通路側に座りました。
ただ、その女性の隣の窓側には、すでに会社員風の男性が一人で座っています。
荷物を置き終えたところで、前の席に座った女性が振り返りました。
「せっかくだから、座席回しちゃいましょう」
そう言うと、二人が座っていた座席をくるりと回し、後ろの席と向かい合わせにしたのです。
これで三人は顔を見ながら話せます。ただし、後ろの窓側に座っていた男性まで、三人と向かい合わせになってしまいました。
私は少し驚きました。知らない三人に囲まれるような形になれば、居心地が悪くならないだろうかと思ったからです。
ところが男性は特に気にした様子もなく、手元の端末を見たり、窓の外へ目を向けたりしています。
差し出された枝豆に、男性が笑った
三人は男性に無理に話しかけることもなく、自分たちの会話を楽しんでいました。
しばらくして話がひと区切りしたころ、一人の女性がテーブルに置いていた枝豆を男性のほうへ少し寄せました。
「お兄さんも、いかがですか」
男性は枝豆を見てから三人の顔を見ました。一瞬断るのかと思いましたが、ふっと口元をゆるめます。
「じゃあ、いただきます」
その言葉に三人が笑い、私も思わず口元がゆるみました。
それから男性が三人の会話にずっと加わったわけではありません。
ときどき短く相槌を打ち、また窓の外を眺める。三人も必要以上に話しかけず、その距離感のまま過ごしていました。
降りる駅が近づくと、三人は座席を元に戻しました。男性も立ち上がると、女性たちと軽く会釈を交わしてデッキへ向かっていきます。
最初は気まずい空気になるのではと勝手に心配していましたが、最後まで不思議なくらい穏やかな四人でした。知らない人同士でも、こんなふうに自然に同じ時間を過ごせることがあるのだと、少し印象に残った出来事です。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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