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「まず、申し訳ありませんでしょ!謝れ!」延々と説教を続けていた客。だが、後ろに伸びた列に気づいた瞬間

「まず、申し訳ありませんでしょ!謝れ!」延々と説教を続けていた客。だが、後ろに伸びた列に気づいた瞬間
そのレジだけが、動かなくなった
仕事帰りにコンビニへ寄り、飲み物を選んでいたときのことでした。レジのほうから、少し尖った声が聞こえてきたのです。
「え、これが先なの」
女性のお客さんが、支払いの手続きの順番について店員さんに尋ねていました。店員さんは落ち着いた声で答えます。
「先ほど、その順番でご案内しました」
私はレジ近くの商品棚にいたので、その説明が前にもされていたことは聞こえていました。
強い言い方をしていたわけでもありません。ただ、その返答が女性には冷たく聞こえたのかもしれません。
「まず、申し訳ありませんでしょ!謝れ!」
女性の声が一段高くなりました。店員さんが小さく頭を下げても、話はそこで終わりません。
「私だって接客業をやってるけど、普通そう言うものでしょう。私だって、こんなこと言いたくないけどね」
いつしか話題は、支払いの順番そのものから店員さんの接客態度へと移っていました。
その間、レジは止まったままです。
女性の後ろには少しずつ人が並び始め、待っている人が買い物かごを持ち替える音が聞こえてきました。
私は隣のレジに並びましたが、そちらにも次々と人が集まってきます。誰も口を挟まず、店内には何とも言えない居心地の悪さが漂っていました。
何気ない一声で、女性が後ろを振り返った
そのとき、買い物を終えたらしい別のお客さんがレジの近くへやってきました。
二つの列を見比べてから、止まっているほうのレジを指して店員さんに尋ねます。
「こちらも並んで大丈夫ですか」
責めるような言い方ではありません。ただ、どちらの列に並べばいいのか確認しただけの声でした。
その声を聞いて、説教を続けていた女性がふと後ろを振り返りました。
そこで初めて気づいたようでした。自分の後ろには何人もの人が待ち、隣のレジにも列が伸びています。
女性は店内を見回したあと、言いかけていた言葉を止めました。
「……もういいです」
そう小さく言うと、残っていた手続きを済ませます。店員さんも何も言い返さず、いつもの調子でレシートを渡しました。
女性が立ち去ると、止まっていた列が静かに動き始めました。待っていた人たちがひとりずつ前へ進み、張りつめていた空気も少しずつ薄れていきます。
やがて私の会計の番になりました。
「いらっしゃいませ」
店員さんは、さっきまでのことを引きずる様子もなく、普段どおりに対応してくれました。
誰かが女性を責めたわけでも、言い負かしたわけでもありません。それでも、何気ない一言をきっかけに周囲の状況へ気づいたことで、長く続いていたやり取りはようやく終わりました。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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