Share
「床から響く足音が、毎日ひどいです」未就学の子が3人いる我が家。だが、思わぬ来訪者に絶句

「床から響く足音が、毎日ひどいです」未就学の子が3人いる我が家。だが、思わぬ来訪者に絶句
防音マットを敷いても、苦情は止まらなかった
5年ほど前、我が家には5歳、3歳、1歳の子どもが3人いました。
上の子たちが遊べば末っ子もついて回り、転んで泣くこともあります。家の中は、どうしても賑やかになりました。
アパートで暮らし始めてしばらくすると、管理会社から連絡が入るようになりました。
「小さいお子さんがいるのは承知していますが、少しご配慮いただけますか」
私はその日のうちに厚手の防音マットを買い足し、リビングや廊下に敷きました。子どもたちにも「おうちでは走らないようにしようね」と繰り返し伝えました。
それでも、苦情はなくなりませんでした。
「床から響く足音が、毎日ひどいです」
管理会社からそう伝えられるたび、胸が重くなりました。子どもが笑ったり、少し駆け足になったりするだけで、反射的に注意するようになっていたのです。
ある日、5歳の長女が遊ぶのをやめて、小さな声で言いました。
「うるさくして、ごめんなさい」
その言葉を聞き、ここまで気を遣わせてしまったのかと苦しくなりました。
インターホンの画面に、知らない大人が映っていた
そんなある平日の昼下がり、インターホンが鳴りました。画面には、見知らぬ大人が二人立っています。
「児童相談所の者です。少しお話をうかがえますか」
近隣から、子どもの泣き声や大きな物音が続いていて心配だという連絡があったそうです。
これまで何度も騒音について連絡を受けていた私は、その言葉を聞いただけで体がこわばりました。
職員の方は私を責めることなく、普段の生活について話を聞き、子どもたちの様子も確認していきました。
物音に気づいた長女と次女が玄関へ来ると、末っ子も私の足元までついてきました。
職員の方は子どもたちに目線を合わせ、好きな遊びなどを穏やかに尋ねていました。
その日の確認が終わり、二人が帰ったあと、私は玄関でしばらく動けませんでした。
騒音への配慮が必要なことは分かっています。
それでも、「子どもを静かにさせなければ」と追い詰められるあまり、私は家族全員を必要以上に緊張させていたのかもしれません。
あの日をきっかけに、できる対策は続けながらも、子どもたちまで萎縮させないようにしようと考えるようになりました。
今でも長女の「ごめんなさい」という声を思い出すと、胸が痛みます。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


