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「教習所代の足しに5万円だけ貸してほしい」お金を借りた弟。だが、返信が来なくなった弟に送ったメモとは

2年前、弟から届いた少し改まった頼み
2年前の春、弟から珍しく長いメッセージが届きました。
普段なら用件だけを短く送ってくる弟が、その日は「ちょっと頼みがあるんだけど」と何度も言葉を選んでいます。最後に書かれていたのは、お金の相談でした。
「車の免許を取りたいんだけど、教習所代の足しに5万円だけ貸してほしい」
就職先で車を使う可能性があり、免許を取っておきたいのだといいます。私も余裕があるわけではありませんでしたが、理由を聞いて、5万円なら貸せると思いました。
ただ、家族同士のお金だからこそ、曖昧にはしたくありません。
「いいよ。ただ、返す日だけ決めておこう」
そう伝えると、弟もすぐに了承しました。
相談して返済日を決め、私は念のため、貸した日と金額、返済予定日をスマートフォンのメモに残しておきました。
ところが返済日が近づいたころ、弟から連絡がありました。
「ごめん。今月、思ったより出費が重なってて、もう少し待ってもらえない?」
無理に取り立てるつもりはありませんでした。給料が入って少し余裕ができるという数か月後の日を、新しい返済日に決めました。
「次はちゃんと返す。本当にごめん」
私はその新しい日付も、同じメモに書き足しました。
約束の日を過ぎても、弟から連絡がありませんでした
ところが、二度目に決めた返済日になっても弟から連絡はありませんでした。
翌日、私は「昨日が返す約束の日だったけど、大丈夫?」とメッセージを送りました。しかし、返事はありません。
数日後にもう一度送っても同じでした。
5万円そのものより、何も言わずに連絡を避けられていることのほうが気になりました。返せないなら返せないで、そう言ってくれれば相談できます。それなのに、約束の日を過ぎても黙ったままなのが悲しかったのです。
半月ほどたって、ようやく弟から返事が届きました。
「ごめん。返さなきゃと思ってたんだけど、期限を過ぎてから連絡しづらくなってた」
忘れていたわけではありませんでした。一度約束を延ばしてもらった手前、また遅れたことを言い出せず、連絡を後回しにしていたというのです。
私は怒った文章を返す代わりに、以前から残していたメモの内容を送りました。
貸した日、5万円という金額、最初に決めた返済日、そして弟の希望で変更した二度目の返済日。
その下に一言だけ添えました。
「返せないことより、何も言わずに約束がなくなるほうが嫌だよ」
しばらくして弟から、「本当にごめん。ちゃんと話せばよかった」と返事がありました。
弟はすでに給料が入っていて、5万円を返せる状態にはなっていたそうです。それでも、期限を破ったことへの気まずさから連絡を先延ばしにしてしまったとのことでした。その日のうちに5万円は振り込まれました。
家族だからといって、お金の約束まで曖昧にしていいわけではありません。一方で、記録を残すのは相手を疑うためだけではないのだとも感じました。
「いつ、何を約束したのか」をお互いに確認できたからこそ、感情だけの言い争いにならずに済んだのだと思います。それ以来、家族との間でも、お金に関する約束はできるだけ形に残すようにしています。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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