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「毎週買ってるんだから、残しておいてよ」売り切れに不満を漏らした常連客。だが、店員の説明に納得した理由

「毎週買ってるんだから、残しておいてよ」売り切れに不満を漏らした常連客。だが、店員の説明に納得した理由
いつも買っている商品がなかった
仕事帰りに立ち寄った店で、レジの前から少し困ったような声が聞こえてきました。
見ると、男性が若い店員さんに何か尋ねています。
「あれ、今日はもうないの?」
男性が探していたのは、店内で毎週決まった曜日に販売される人気の商品でした。その日はすでに売り切れていたようです。
「申し訳ありません。今日はもう全部出てしまったんです」
店員さんが答えると、男性は棚をもう一度見てから眉をひそめました。
「ええ…俺、毎週この時間に買いに来てるんだけどな」
怒鳴っているわけではありません。ただ、納得できない気持ちが声ににじんでいました。
「奥にも残ってない?」
「確認したんですが、今日はもうないんです。すみません」
男性は小さくため息をつきました。
「毎週来てるんだから、一つくらい残しておいてくれてもいいのに」
店員さんは返事に困ったようでした。
常連だということは分かっても、予約されていない商品をその人のためだけに残しておくわけにはいかないのでしょう。
「取り置きならできますよ」
そこへ、近くで品出しをしていた別の店員さんがやってきました。
男性の顔を見ると、「いつもありがとうございます」と声をかけます。どうやら何度も接客したことがあるようでした。
男性もその店員さんには見覚えがあるらしく、少しほっとした表情になります。
「今日、もうないんだって。俺いつも金曜に買ってるでしょ?」
「そうなんです。今日はいつもより早く売れてしまって」
店員さんは申し訳なさそうに答えたあと、続けました。
「もし毎週必要でしたら、前日までに言っていただければ取り置きできますよ」
男性は少し意外そうな顔をしました。
「取り置きできるの?」
「はい。ただ、こちらの判断で勝手に残すことはできないので、ご希望のときだけ声をかけていただければ」
責めるような言い方ではありませんでした。
男性もしばらく黙っていましたが、やがて苦笑いを浮かべます。
「そりゃそうか。俺が毎週来てるからって、店が勝手に取っとくわけにもいかないよな」
そして最初に対応していた店員さんにも、「ごめんね、ちょっとがっかりしちゃって」と声をかけました。
その日は別の商品を選び、会計を済ませて帰っていきました。
毎週通っているうちに、「いつものことだから分かってもらえる」と思ってしまったのでしょう。
常連だからこそ生まれる親しさはあっても、言わなくても何でも伝わるわけではありません。男性が最後には自分でそこに気づいたことが、なんとなく印象に残った出来事でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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