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「公園で自転車は、危ないと思うよ」おしゃべりに夢中で子供を見ていない母親たち。だが、私が正論をぶつけた結果

「公園で自転車は、危ないと思うよ」おしゃべりに夢中で子供を見ていない母親たち。だが、私が正論をぶつけた結果
横を通っていった三台
土曜日の午前中の公園でした。息子は2歳になったばかりで、滑り台の下の砂を手のひらでならすのが好きなんです。
入口のほうから、自転車が三台入ってきました。乗っているのは幼稚園の年中さんくらいの男の子が3人で、みんな補助輪が外れています。
「オレが一番!」
追いかけっこが始まりました。ベンチの前を回って、水飲み場を回って、また戻ってきます。かなりのスピードでした。
ベンチには、その子たちの母親が三人並んで座っています。三人とも顔を見合わせて、休みなく話していました。
一台が、私たちの一メートルほど脇を抜けていきました。息子は砂を握ったまま、その方向を見ています。私は息子を抱き上げました。
息子を膝に乗せると、また別の一台が反対側を抜けていきました。砂場のほうにも、歩きはじめたばかりの子がいます。
一台だけ、止まった
次に近くを通った子が、少し速度を落としました。
私はその子に声をかけました。
「公園で自転車は、危ないと思うよ」
怒った声にならないよう、それだけを言いました。男の子はブレーキを握って、地面に足をつけます。
「え、ここダメなん?」
「うん。ちっちゃい子が歩いてるからね」
男の子は私の腕の中の息子を見て、それから自分のサドルを見ました。
「わかった」
返事はそれだけでした。自転車から降りて、ハンドルを押しながらベンチのほうへ歩いていきます。ほかの二人もブレーキをかけて、その後ろについていきました。
ベンチから来た人
男の子はベンチの前で立ち止まって、母親に何か言っていました。三人の話し声が止まります。
一人が立ち上がって、こちらへ歩いてきました。
「すみません、うちの子たちが」
「いえ、すぐ降りてくれたので」
「全然見てませんでした。久しぶりに会ったもので、話し込んでしまって」
その人は息子の顔をのぞき込んで、もう一度頭を下げました。ベンチの二人も立ち上がっています。
そのあいだに、残りの二人も自転車を降りていました。三台とも、ベンチの脇に並べて停めてあります。
「押して歩こうか。ここ、赤ちゃんもいるから」
「はーい」
三人の返事がそろいました。文句を言った子は、一人もいません。
三人の男の子は自転車を押したまま、砂場のほうへ歩いていきました。母親たちはベンチに座り直しましたが、今度は三人とも、子どもたちのいるほうを向いていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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