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「どんまい、2歳でもできないのか」息子を笑って馬鹿にし続けた夫。だが、息子に全力で拒まれた結果
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「どんまい、2歳でもできないのか」息子を笑って馬鹿にし続けた夫。だが、息子に全力で拒まれた結果
転ぶたびに飛んでくる声
息子はもうすぐ2歳になる。
歩き出したばかりで、走ればカーペットのへりに足を取られて転ぶ。
おもちゃの車も、まだ思った方向へ走らせられない。それでも毎日、飽きずに床に這いつくばっている。
その横で、夫はいつも笑っていた。
「どんまーい」
息子が転ぶたびに、間延びした声が飛ぶ。悪気はないのだと思う。夫は本気で、面白がっているだけだ。
ある夕方、息子がおもちゃの車を何度も横倒しにしていた。タイヤを上に向けたまま、必死に押している。
「どんまい、2歳でもできないのか」
夫はスマホから顔も上げずに言った。
息子はきょとんとして、父親のほうを見上げている。まだ言葉の意味は分からない。分からないから、つられて笑っていた。
「そういう言い方、やめてよ」
「え、なんで。かわいがってるようなもんじゃん」
「馬鹿にしてるでしょ」
「子どもに本気で怒るわけないだろ。面白いから言ってるだけ」
面白いから。自分がされたら嫌なことを、なぜ自分の子どもにするのか。息子は転ぶたびに、少しずつ立てるようになっているのに。
息子が下した判定
変化が起きたのは、イヤイヤ期が始まってからだった。
ある夜、いつものように夫が風呂場から声をかけた。
「お風呂入るぞー、おいで」
息子は動かなかった。それどころか、私の脚の後ろに回り込んで、シャツを握りしめた。
夫が近づいて手を伸ばした瞬間、悲鳴のような泣き声が上がる。触れられただけで、体を反らせて全力で嫌がった。あんなに抱っこをせがんでいた相手にだ。
「……なんだよ、これ」
夫は伸ばした手を宙に浮かせたまま、固まっていた。それから、言い訳のように笑った。
「眠いんだろ。機嫌が悪いだけだって」
でも翌日も、その翌日も同じだった。夫が近づくだけで、息子は私の後ろへ逃げる。抱っこも、風呂も、全部拒む。夫が差し出したおもちゃの車を、息子は手で払いのけた。
「パパ、やだ」
覚えたての言葉で、はっきり突き放された。夫の顔から、みるみる色が抜けていく。
(ざまーみろ)
台所から見ていた私の胸は、そこでようやく晴れた。この子はちゃんと、分かっていたのだ。
その夜、夫はソファに座ったまま、ぽつりと言った。
「俺、あいつに嫌われたのかな」
「面白いから、って言ってたよね」
夫は何か言いかけて、飲み込んだ。
翌朝から、「どんまーい」は聞こえなくなった。息子が転ぶと、夫は黙って隣に座り、車の向きを直してやるようになった。それでも息子は、まだ私の後ろから出てこない。
笑って見下していた側が、今は2歳の子に許しを乞う番になっている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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