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「誰が入ろうと自由だ」昼夜問わず知らない男が出入りする隣室→違和感を感じた私がとった行動とは
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出入りの絶えない隣室
20年近く暮らした賃貸マンションで、隣の部屋の様子がおかしくなったのは、1年ほど前からだった。
契約上は若い男女が住んでいるはずなのに、昼夜を問わず、見知らぬ男たちが入れ替わり立ち替わり出入りするようになった。
玄関ドアには、暗証番号式のキーボックスが取り付けられていた。
合鍵を中に入れておき、番号を知る者なら誰でも開けて入れる仕組みらしい。
住まいというより、まるで小さな事務所のような使われ方だった。
玄関先で見かける人間は、毎回違った。
宅配でもなければ、友人が遊びに来る雰囲気でもない。用事を手早く済ませて去っていく、そんな出入りだった。
深夜に響く物音とドアの開閉に、家族も落ち着かず、眠りが浅くなっていった。
昼も夜も、廊下に響く足音とドアの開け閉め。落ち着かない気配に、こちらの神経はすり減っていった。
ある日、玄関先で顔を合わせた住人に、やんわり尋ねてみた。人の出入りが多くて気になるのだがと。
返ってきたのは、こちらを見下すような一言だった。
「誰が入ろうと自由だ」
話が通じる相手ではないと悟った。私は矛先を変えることにした。
管理会社が動いた日
まず、出入りの多い時間帯と人数、駐車場に停まる車の様子を、日付とともに書き留めていった。
事務所のように使われている疑いも含め、気づいたことを淡々とメモに残した。ナンバーの一部や、同じ車が何度も来ていることも書き添える。感情ではなく、誰が見ても事実とわかる形にすることを心がけた。
数週間分の記録がそろったところで、私はそれを管理会社へ持ち込んだ。担当者は資料を読み込むと、表情を引き締めた。
「これは、契約の使い方として看過できませんね」
賃貸借契約では、部屋は住むための場所と決められている。
事務所同然の使い方や、キーボックスによる不特定多数の出入りは、契約違反にあたる可能性が高い。
管理会社は正式に調査へ動き、隣室へ是正の通告を出してくれた。
ほどなくして、玄関のキーボックスは取り外された。昼夜を問わなかった男たちの出入りも、潮が引くように収まっていった。廊下は静けさを取り戻し、あれほど落ち着かなかった気配が、嘘のように消えた。
感情的に怒鳴り込んでいたら、こじれるだけだったろう。事実を記録し、しかるべき窓口へ託す。それが、暮らしを守る一番確かな手だった。毎日を過ごす場所だからこそ、静かに眠れる夜のありがたみを、改めてかみしめている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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