Share
「子どもは目障りで苦手なんだわ」娘を邪魔者扱いする義母の再婚相手。数年後、義母から届いた知らせとは

「子どもは目障りで苦手なんだわ」娘を邪魔者扱いする義母の再婚相手。数年後、義母から届いた知らせとは
20年独身だった義母の再婚あいさつ
結婚して四年目のことでした。
長く独身を通してきた義母から、再婚することにしたと打ち明けられたのです。
お相手はバツイチで、お子さんはいないとのこと。
あいさつを兼ねて、みんなで食事会をしましょうと誘われました。
再婚相手の男性は、いきなり孫ができたと言って、二歳になったばかりの私の娘をとても可愛がってくれました。
その笑顔を見て、私も新しい家族が増えることを素直に喜んでいたのです。
ところが、食事会が始まってしばらくすると、和やかだった空気は少しずつ変わっていきました。
娘が、大好きな戦隊もののキャラクターの真似をして、高い声ではしゃぎ始めたのです。
二歳の子どもらしい、微笑ましい光景でした。
けれど、義母の再婚相手は、そんな娘を冷たい目で見て、はっきりとこう言い放ちました。
「子どもは目障りで苦手なんだわ」
一瞬、その場が凍りつきました。私は自分の耳を疑いました。
「静かにさせてくれませんか。正直、こういう場に連れてくる神経が分からないな」
初対面の、しかもこれから家族になろうという相手に向ける言葉とは、とても思えませんでした。
夫が引いた一線と、数年後の報せ
凍りついた私の隣で、それまで黙っていた夫が、静かに口を開きました。
「娘を悪く言う人とは、家族として付き合えません」
穏やかでしたが、有無を言わせない強さのある声でした。
相手の男性は、鼻で笑おうとして、そのまま言葉に詰まります。
「いや、そういうつもりじゃ……子どもは元気なのが一番だよね」と、急に取り繕い始めましたが、もう遅い話です。
義母もばつが悪そうに目を伏せ、その場の空気は最後まで戻りませんでした。
私は娘を抱き上げ、夫とそっとうなずき合いました。
その日を境に、私たちは義母の再婚相手とほとんど会わなくなりました。
義母には申し訳なく思いましたが、娘を大切にできない人と、無理に近づく必要はないと決めたのです。
それから数年が過ぎたころ、義母からそっと連絡がありました。近く、あの人と別れることにしたのだと。
「あなたたちが距離を置いた理由が、今ならよく分かるわ」
電話越しの義母の声は、どこか吹っ切れたようでした。詳しい事情は聞きませんでしたが、あの日感じた違和感は間違っていなかったのだと、静かに胸をなでおろしました。
深入りせずにいたおかげで、私たち家族は嫌な思いを引きずらずに済みました。あのとき夫が引いてくれた一線に、今でも感謝しています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
CHARACTERS
登場人物から探す
THEME
テーマ・シチュエーションから探す
ENDING
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事


