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「いつも俺がオムツ替えてるよな?」と義母の前でいい顔をする夫。だが、義母の前で嘘がバレたワケ

「手伝おうか」だけの夫
私はフルタイムで働いている。朝は娘を保育園に送り、定時で駆け戻って夕飯を作り、寝かしつけまで一気に走り抜ける毎日だ。
夫も同じ会社員だけれど、家の中では驚くほど動かない。口から出るのは、決まってこの一言だった。
「何か手伝おうか?」
手伝う、という言葉がもう引っかかる。自分の子ども、自分の家のことなのに、まるで他人事みたいだった。
体調を崩して寝込んだ日ですら、夫は「ごはんどうする?」と聞いてきた。作れ、という意味だと気づくのに時間はかからなかった。
それでも本人に自覚はない。週に一度、ゴミをまとめて玄関に出す。たったそれだけで、やけに胸を張るのだ。
「ゴミ出しは俺の担当だからな。ちゃんとやってるだろ」
ドヤ顔で言われるたび、私は曖昧に笑うしかなかった。
(それを家事って呼ぶには、ちょっと足りないんだけど)
義実家で急にイクメンになる夫
そんな夫が、まるで別人に変わる場所があった。義実家だ。義両親のいるリビングに着いた途端、夫は娘を抱き上げ、頬をすり寄せてあやしはじめた。
普段は寝かしつけも夜泣きも私任せなのに、義母の視線がある場所でだけ、手際よく動いてみせる。
娘がぐずると、夫はすかさずオムツを取り出した。替えるふりをしながら、私にちらりと目をやる。
「いつも俺がオムツ替えてるよな?」
同意を求める口ぶりだった。にこにこ見守る義母の前で、夫は完全に「できる父親」を演じきっていた。
義母もうれしそうに頷く。
「あら、よく手伝ってくれて。いいお父さんねぇ」
さらりと告げた一言で
私は、娘のおしりを拭く夫の手元をじっと見つめた。オムツのテープの向きが、思いきり逆さまだった。
普段から替えている人なら、絶対に間違えない向きだ。私は声を荒げず、ただ穏やかに、けれど義母にも届く声で言った。
「替え方いつ覚えたの?」
その瞬間、夫の手がぴたりと止まった。
「え、いや、いつも…やってるし」
笑顔は残ったまま、目だけが忙しく泳ぐ。続きの言葉が、出てこない。義母もテープの向きにようやく気づいたらしく、静かに眉を上げた。
「あら、それ逆さまじゃない。慣れてないのねぇ」
夫はうつむき、それきり黙り込んでしまった。取り繕う言葉すら見つからないようだった。
「お家でも、これくらい動いてくれると助かるんだけどね」
私は義母に向かって笑い、娘をそっと抱き取った。夫はもう、こちらを見ようとしなかった。
帰り道の車内で、夫はぽつりと言った。「……家でも、ちゃんとやるよ」。今度は、誰も見ていない場所での言葉だった。
演技が通じたのは、その場のほんの数分だけ。得意げだった夫の顔がみるみる崩れていくのを、私は久しぶりに晴れやかな気持ちで眺めていた。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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