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「離婚?応援するよ」と言ってくれた20年来の親友。だが、親友と夫が裏で繋がっていたと気づいた瞬間

「離婚?応援するよ」と言ってくれた20年来の親友。だが、親友と夫が裏で繋がっていたと気づいた瞬間
高校から20年近く続いた友情だった
彼女と友達になったのは高校1年生のときだった。
同じクラスで隣の席になり、昼休みに話すようになって、あとはずっと一緒にいた。
大人になってもその関係は続いた。
就職し、それぞれ結婚し、ほぼ同じ時期に子どもが生まれた。
お互いの家を行き来して、育児の愚痴を言い合って、子どもを遊ばせながらコーヒーを飲んでいた。
夫婦関係が上手くいかなくなってきた頃も、真っ先に相談していたのは彼女だった。
「離婚したほうがいいかな」と打ち明けたとき、彼女は迷いなくこう言った。
「離婚?応援するよ」
続けてこう付け加えた。
「あなたが幸せになるほうを選んで」
その言葉が背中を押してくれたと思っていた。
離婚の手続きを進める中で、夫の態度に違和感を覚えるようになった。
弁護士に相談した内容、財産分与の希望額、親権で譲れない条件。
話し合いの場で、こちらが出すつもりだったカードを夫が先に並べてくる場面が何度もあった。
まさか、とは思っていた。
でも確認する手段がなかった。
確信に変わったのは、ある日届いた一通のメッセージがきっかけだった。彼女が夫のSNSアカウントに「いいね」を付けていた。
接点があるはずのない二人のアカウントが、過去の投稿で繋がっていた。
「まさか繋がってたの」と呟いた瞬間
画面を見た瞬間、体の温度が下がった気がした。
「まさか繋がってたの」独り言のように声に出た言葉だった。
夫と彼女は互いに「会ったことはない」と言っていたし、共通の知人がいる話も一度も聞いたことがなかった。
それなのに、過去のやり取りを辿ると、離婚の話が出る少し前から連絡を取り合っていた形跡があった。
何のために繋がっていたのか。離婚のことを伝えていたのか。私の相談内容が夫に渡っていたのか。
答えは今もわからない。彼女に直接聞くことはできなかった。問い詰めても何かが戻るわけではないとわかっていたし、返ってきた答えを信じられる自信もなかった。
離婚はその後成立した。彼女とは自然に連絡が途絶えた。長い時間をかけて築いた関係が、音もなく消えていった。
あの日から、「ずっと仲良くしてきた」という事実と「裏で繋がっていたかもしれない」という可能性が、ずっと頭の中に並んで存在している。どちらが本当のことなのか、もう確かめる場所がない。それが何より怖い。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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