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「あなたより新人の方が辛いよ」愚痴を漏らした私に余計な一言を言う社長→黙って席に戻った日に消えた信頼の正体

社長の一言が飛んできた午後
その日は月末の事務処理が重なって、昼を回っても手が止まらない状態だった。
伝票の確認、取引先へのメール、備品の補充依頼。
どれも誰かがやらなければ回らないことばかりで、気づけばコーヒーも冷めたまま置いてあった。
同じ部署に入社して間もない後輩がいる。仕事はまだ覚えている最中で、引き継ぎ資料を何度も読み返しながら作業している姿が毎日目に入っていた。
特に何かが起きたわけでもない、ただの午後だった。
業務について社長と短い立ち話をしていたとき、会話の流れで疲れている、とこちらが漏らした。
すると社長はさらっと言った。
「あなたより新人の方が辛いよ」
一瞬、何を言われたのか理解できなかった。
社長とはプライベートの接点がほぼない。仕事上の報告はするが、雑談をする機会もほとんどない。
そんな人に、こちらの状況を知ったうえで比べられたのだろうか、という疑問がすぐに浮かんだ。
7年目の私が見えていないのか
入社して7年が経つ。最初のうちは何をするにも時間がかかった。
マニュアルを読み、先輩に確認し、ミスを重ねながら覚えてきた。今では複数の業務を並行して回す側になっている。後輩への質問対応も、自然と自分の仕事になっていた。
新人が大変なのはわかる。右も左もわからない状態で仕事を覚えるのは、たしかに消耗する。それは否定しない。
でも、それとこれは別の話だ。
7年かけて積み上げてきたものがある。増えた仕事量も、気を回す範囲も、年々広がっている。
それを知らないまま、「新人の方が辛い」と断言できるのはなぜなのか。
(逆に、あなたは私の何を知っているんだろう)
そう思っても、社長相手に言い返せるわけがない。表情を変えずに「そうですね」と返して、その場を離れた。
答えが出ないまま、席に戻った
デスクに戻っても、さっきの言葉が頭の隅に引っかかっていた。
誰かと比べて辛さに序列をつけること自体、意味があるのだろうか。辛いと感じる場面は人によって違う。経験年数が増えれば楽になるわけでも、プレッシャーが消えるわけでもない。慣れていくぶんだけ、期待値も上がっていく。
あの一言で、社長の目には自分がどう映っているのかを考えてしまった。7年いても、存在が「当たり前の戦力」として透明になっているのかもしれない。それが一番、じわじわとくる。
後輩を責める気持ちはない。ただ、比べた言葉だけが胸に残って、うまく消化できないまま今日も仕事を続けている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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