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義母「あの嫁、息子に合ってない」結婚式で全部任せると笑った裏の本音→親戚経由でバレた瞬間

義母「あの嫁、息子に合ってない」結婚式で全部任せると笑った裏の本音→親戚経由でバレた瞬間
準備中はずっと笑顔だった義母
30代女性の私は、夫との結婚式の準備を進めていた。招待状のリスト作りも、席順も、衣装合わせの日取りも、義母には一通り相談していた。
「好きにしていいよ」
義母はそう言って、いつも穏やかに笑った。口出しもせず、私の希望をそのまま通してくれる。最初は遠慮しているのかと心配したくらい、何を提案しても柔らかい返事しか返ってこなかった。
ただ一点だけ、招待客の人数で意見が割れた。私は義母側の親戚に全員来てほしいと考えていたが、義母は「あちらは遠いから」「こちらは年齢的に難しいから」と、ひとりずつ丁寧に理由をつけて削っていく。
そのときも口調は柔らかかった。私が「もう少し呼んでもいいですか」と尋ねると、首を傾げて微笑むだけだった。
(こちらの判断を尊重してくれているんだ)
私はそう思って、義母の顔色をうかがいながら最終的なリストをまとめた。
親戚から届いた一言で空気が変わった
挙式の数週間前、義母側の親戚に直接ご挨拶に伺う機会があった。義母の従姉にあたる年配の女性が、お茶を出しながらふと声を落とした。
「あの子、いろいろ気にしてたみたいだけど、大丈夫だった?」
私は意味が分からず、黙って次の言葉を待った。従姉は気まずそうに目を伏せ、義母から私について聞いていた話をぽろぽろと漏らし始めた。
「あの嫁、息子に合ってない」
義母が親戚の前で口にしていたのは、そんな決めつけの一言だったという。気が利かない、こだわりが強くて疲れる、と細かい欠点も並べていたらしい。準備の場では笑顔だった義母が、自分の親戚にだけは私の言動を切り取って並べていたのだ。招待人数を渋った理由も、本当は別にあったのかもしれない。表で見せた笑みの何倍も冷たい言葉を裏で並べていた義母の姿を想像すると、足元が一気に崩れていく感覚に襲われた。
「悪気はないと思うのよ」
従姉はそうフォローしたが、私の手に持った湯呑みは小刻みに震えていた。家に戻る車内で、夫に話す気力もなかった。表で「好きにしていい」と言いながら、裏で別の顔を作っていた義母を、もう同じ顔として見ることができない。
挙式は予定通り終わった。義母は当日も笑顔で、私の隣で写真に収まっていた。乾杯の音頭をとり、親戚にお酌をして回り、表向きは申し分のない振る舞いを最後まで貫いていた。
それでも、あの従姉の声だけが胸の奥に残り続け、いまも消えてくれない。何かを尋ねるたびに笑って「好きにしていいよ」と返してくる義母の柔らかい口調が、今は一番怖い。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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