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「将来、俺の親と同居する?」と冗談交じりに聞いてきた夫→「いいよ、もちろん!」と笑顔で言い放ったワケ

休日のリビングに響いた、耳を疑う一言
休日の午後、淹れたてのコーヒーを飲みながら、リビングでくつろいでいた時のことです。
テレビのバラエティ番組をぼんやりと眺めていると、隣でスマホをいじっていた夫が、ふと思い出したかのように口を開きました。
「なぁ、将来さ、俺の親と同居する?」
その声のトーンは、まるで「今日の夕飯、カレーでいい?」とでも聞くような、信じられないほど軽いものでした。
私は思わず、持っていたコーヒーカップをテーブルに置く手を止めてしまいます。
義理の両親のことは決して嫌いではありません。適度な距離感でお付き合いする分には、とても良い方たちです。
でも、同居となれば話はまったくの別問題。
生活リズムも違えば、気を遣う場面も格段に増えるのは目に見えています。
何よりカチンときたのは、夫のその「冗談交じり」の態度。
本気で話し合う覚悟もないくせに、私の反応を探るような言い方。ここでうっかり「いいよ」なんて言おうものなら、既成事実にされかねません。
満面の笑みで突きつけた、究極のカウンター条件
頭の中で瞬時に計算を巡らせた私は、あえて少し声のトーンを上げて、満面の笑みを作りました。
「えっ、本当!?いいよ、もちろん!」
私の意外な快諾に、夫は一瞬パッと顔を輝かせました。しかし、私の言葉はまだ終わっていません。
「じゃあ、うちの親とも一緒に同居しようよ!」
「……え?」
「両家の親が揃った方が絶対に楽しいし、安心だもんね。あ、でもそうなると家が手狭になるから、立派な二世帯住宅を建てないとね」
夫の顔から、みるみるうちに余裕が消えていくのが分かります。
私はさらに畳み掛けるように、とどめの一撃を放ちました。
「もちろん、二世帯住宅の資金は、全額あなたが払ってね?言い出しっぺなんだし、それくらい頼もしいところ見せてくれるよね!」
静まり返るリビング。
先ほどまでの軽いノリはどこへやら、夫は完全に固まっていました。
自分の親との同居を軽く提案した代償が、妻の親との同居、さらには数千万円単位の住宅ローン全額負担という重すぎる現実として跳ね返ってきたのです。
「……いや、ごめん。今の、冗談だから。忘れて……」
数秒の沈黙の後、夫は蚊の鳴くような声で即座に前言を撤回しました。
「なんだ、冗談なの?残念だなぁ」
心の中ではガッツポーズを決めながら、私は再びコーヒーカップを手に取りました。
それ以来、夫の口から「同居」の二文字が出ることは二度とありません。どうやら、彼にとっても良い薬になったようです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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