Share
「本当に役立たずね」若手を標的にする最悪のお局。だが、会社の『改革』によってお局が辿った痛快な結末とは

絶対服従を強いるお局
私の勤め先には、立ち上げ当初から在籍し、我が物顔で振る舞う五十代の「お局」がいます。
彼女の一番のタチの悪さは、自分の感情や好き嫌いで露骨に態度を変えることでした。
「ちょっと、教えられたこともまともにできないわけ?つべこべ言わずにやりなさい!」
自分の意に沿わない若手に対しては、意図的に業務の共有から外したり、フロア中に響く声で罵倒したりと、ネチネチとした嫌がらせを平然と行っていました。
目をつけられた同僚たちは次々とメンタルを削られ、孤立無援の状態に陥っていきました。
そしてついに、その理不尽な攻撃の的が若手の私にも向いてきたのです。
「呆れた、本当に役立たずね。あなたレベルの人間なんて、掃いて捨てるほどいるのよ」
すれ違う瞬間に浴びせられた暴言。惨めさと苛立ちで胸がいっぱいになり、トイレの個室で何度も声を殺して泣きました。
けれど、ここで逃げ出して彼女を喜ばせるわけにはいきません。
真っ黒に渦巻く悔しさを原動力に変え、私は無心で仕事をこなし、誰からも文句のつけようがないほどの確かな実力を磨き上げました。
迫り来るデジタル化の波と、崩れ去ったプライド
そんな息苦しい職場の環境が劇的に変わったのは、会社が全社的なIT化の推進を発表したときでした。
これまでの業務フローが根底から見直され、ペーパーレス化や最新ツールの導入が一気に進んだのです。
若手社員の私たちからすれば業務効率化のまたとない好機でしたが、パソコン操作に不慣れなお局にとっては致命的な事態でした。
「こんなの絶対におかしいわよ!今まで通りのやり方で何の問題もないじゃない!」
新たなシステムを真っ向から否定し、効率の悪い旧態依然とした手法にすがりつくお局。
しかし、会社全体の方針転換に一人で抗えるわけもなく、彼女は信じられないような初歩的ミスを繰り返すようになります。
「ちょっと、この操作どうなってるの!誰か早く説明に来なさいよ!」
フロアに虚しく響く、ヒステリックで焦りに満ちた声。
かつてなら、誰かしらが慌てて駆け寄り、彼女の機嫌をとっていたはずです。
しかし、これまで散々自分勝手な嫌がらせを受け、助けを求めても無視されてきた周囲の人間が、いまさら彼女に手を差し伸べる理由などありません。
誰もが冷え切った視線を向けるだけで、誰一人として席を立とうとせず、淡々と自分の業務をこなしています。
かつて職場を牛耳っていたお局は、今や最新システムに取り残され、誰からも相手にされない哀れな存在へと転落しました。
孤立し、半泣きになりながらモニターを睨みつける彼女の後ろ姿。
そのあまりにもみすぼらしい光景を横目に、私は心の底で盛大なガッツポーズを決めたのでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
登場人物から探す
テーマ・シチュエーションから探す
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >
恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >
浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

