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「休みなんだから手伝いなさい!」週末の朝から私をこき使う母。ピカピカの台所と爆睡する母を見て、私が下した痛快な反撃

優雅な休日を打ち砕く、母からの突然の指令
休日の朝。一週間の仕事の疲れをとるため、お昼過ぎまでベッドの住人になるつもりだった私の耳に、母の甲高い声が響きました。
「ちょっと!台所がすごく汚いから、綺麗にしておいてちょうだい!」
「えっ、今すぐ?せっかくのお休みなのに……」
「お休みだからちょうどいいじゃない!私だって毎日家事でヘトヘトなのよ!」
有無を言わさない母の迫力に負け、私は重い体をベッドから引きずり出しました。実家に住まわせてもらっている以上、家事の分担は仕方がないと頭では理解しています。
しかし、いざキッチンに向かうと、そこは目を疑うほどの惨状でした。シンクには昨夜の食器が山積みで、コンロ周りは油でギトギト。さらに、得体の知れない黒ずんだ汚れまでこびりついています。
「はぁ……これを全部、私一人でやるの?」
深い溜め息とともにゴム手袋を装着し、私は黙々と掃除を始めました。洗剤の泡にまみれ、しつこい油汚れと格闘する羽目になり、思い描いていた優雅な休日の朝は跡形もなく消え去りました。
大いびきをかく母への、ちょっとした復讐劇
1時間以上にも及ぶ激闘の末、ようやくキッチンは本来の輝きを取り戻しました。シンクは水垢一つなく、コンロ周りもピカピカです。額には汗がにじみ、腰にも鈍い痛みが走ります。
これだけ完璧に仕上げれば、母もきっと感謝してくれるはず。「ありがとう」くらいは言ってくれるだろうと期待しつつ、私はリビングへと向かいました。
「お母さん、全部終わったよ……って、ええっ!?」
リビングに入った私の目に飛び込んできたのは、信じがたい光景でした。
「グガー……スピー……」
なんと母は、テレビをつけっぱなしにしたまま、ソファで豪快にいびきをかいて熟睡しているではありませんか。
「ちょっと……人に散々掃除させておいて、自分は寝てるわけ!?」
毎日家事で疲れているのはわかります。しかし、人に面倒な作業を押し付けておいて、自分は悠々と昼寝を満喫し、ねぎらいの言葉一つないなんて、いくらなんでも理不尽すぎます。
ふつふつと湧き上がる怒りを抑えきれず、私は大きめのステンレスボウルと金属製のお玉を手に取りました。
そして、母の耳元から少し離れた絶妙なポイントで、あえて派手に落としてやったのです。
ガシャアァァーン!!
「ビクッ!!な、なに!?地震!?」
けたたましい音に飛び起きた母は、目を白黒させています。パニック状態の母に向かって、私は最高の笑顔を作りました。
「あ、ごめんねー!片付けしてたら手が滑っちゃって。……あっ、ピカピカになったキッチン、後でちゃんと確認しておいてね?それじゃあ、私出かけるから!」
心臓を押さえてポカンとする母を置き去りにして、私は颯爽とリビングを出ました。休日の貴重な時間を奪われた対価としては、あの慌てふためく寝起き顔を見られただけで、すっかり胸がすいた気分でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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