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「ふざけんなよ!」運転中、急接近した自転車。被害者ぶる若者に背筋が凍ったワケ

日常を切り裂いたブレーキ音
休日の昼下がり、いつものように日用品の買い出しへと車を走らせていた時のことです。
よく知る交差点に差し掛かり、左折のウインカーを点滅させました。横断歩道に人影がないことを目視し、ゆっくりと車体を傾け始めたその直後です。
サイドミラーの死角を縫うように、ものすごいスピードの自転車が突進してくるのが見えました。
「嘘っ!」
考えるより早く、私の右足は力いっぱいブレーキを踏みしめていました。
ガクンと体が前へ投げ出されそうになり、シートベルトが強く引き込まれます。ボンネットの鼻先すれすれを、自転車が通り抜けたのは奇跡としか言いようがありませんでした。
少しでも反応が遅れていたらと思うと、全身からスッと血の気が引いていくのがわかりました。
理不尽な怒声と背筋が凍る現実
「心臓が止まるかと思った……」
震える手でハンドルを握り直して前を向くと、自転車に乗っていた若い男が振り返り、こちらをものすごい剣幕で睨みつけていました。彼の両耳には白いワイヤレスイヤホンがすっぽりと収まっています。
「おい、危ねえだろうが!」
彼はそう吐き捨てるように怒鳴ると、悪びれる様子もなく再びペダルを力強く漕ぎ出し、走り去っていきました。
後方確認もせずに突っ込んできたのは向こうなのに……。しばらくの間、私はショックと理不尽さで声も出ませんでした。
同時に恐ろしい事実が頭をよぎりました。もしあのままぶつかっていれば、たとえ相手がイヤホン装着の危険運転だったとしても、車を運転していた私が一方的に加害者として罪に問われていた可能性が高いのです。
「よし、左よし、巻き込みなし……」
この出来事があってから、交差点を曲がる際の私の安全確認は以前よりもずっと慎重になりました。理不尽な事故から自分の人生を守るためには、自分自身で徹底的に防衛するしかないのだと、あの怒声が今も私に警告し続けています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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