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「みんなには内緒よ」法事の席で親戚の事情を話して回った女性。だが、誰も乗らなかった理由

「みんなには内緒よ」法事の席で親戚の事情を話して回った女性。だが、誰も乗らなかった理由
受付を済ませたところで、袖を引かれた
数年前、親戚の法事に出席したときのことです。受付で香典を渡し、席へ向かおうとしたところで、横からそっと袖を引かれました。
振り向くと、親戚のおばさんが立っていました。
「ちょっと、この話を聞いて」
声をひそめながら、おばさんが話し始めたのは、その日参列していた親戚の家庭についての話でした。本人も同じ建物の中にいるのに、わざわざ法事の日に持ち出すような内容ではありません。
「みんなには内緒よ」
そう言われても、私はどう返していいのか分からず、「そうなんですか」とだけ答えて、その場を離れました。
同じ話をしても、誰も続きを聞かなかった
法要が終わると、参列者は隣の広間へ移りました。料理を囲みながら、故人の思い出を静かに話す時間になりました。
しばらくすると、さきほどのおばさんが近くの席へ移り、誰かの耳元で話し込んでいるのが見えました。
そのあとも別の人に声をかけていました。聞こえてくる言葉から、どうやら私にしたのと同じ話をしているようでした。
けれど、周囲の反応は薄いものでした。
「そうなんですね」
短く返すだけで、詳しく聞こうとする人はいません。おばさんが離れると、また自然に故人の話へ戻っていきました。
「昔から庭仕事がお好きでしたよね」
「いつもきれいにされていましたね」
誰かが注意したわけでも、おばさんを責めたわけでもありません。ただ、その話を広げようとする人がいなかったのです。
やがておばさんも自分の席に戻り、それ以上は席を移らなくなりました。
その日の法事で印象に残ったのは、誰かをたしなめる言葉ではなく、聞く必要のない話には深入りしないという周囲の静かな態度でした。
※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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