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「これ好きでしょ、昨日の総菜」私にだけ残り物を出し続けた義母。だが、5歳の息子が放った意外な一言で状況が一変

「これ好きでしょ、昨日の総菜」私にだけ残り物を出し続けた義母。だが、5歳の息子が放った意外な一言で状況が一変
私の前にだけ、タッパー
義実家に帰省するたび、食卓の景色は決まっていました。
大皿に盛られた揚げたての天ぷら。刺身の盛り合わせ。義母はそれを、夫と子どもたちの前へ次々に並べていきます。
「たくさん食べてね。育ち盛りなんだから」
そして最後に、私の前にだけ、小さなタッパーが置かれるのです。
「これ好きでしょ、昨日の総菜」
蓋を開けると、味の染みきった煮物が、底のほうに少しだけ残っていました。
「……ありがとうございます」
そう返すほかに、何が言えたでしょう。
夫はスマホの画面を見つめたまま、気づく様子もありません。
一度きりなら、たまたまだと思えました。
けれど、帰るたびに同じです。冷えた煮物、しなびた和え物。私の箸は、いつもその小さな器の中だけを行き来していました。
5歳の息子が、口を開いた
その年のお正月も、義実家には親戚が集まっていました。お重に詰められたおせち、大皿のローストビーフ。にぎやかな声が飛び交います。
「お義母さん、お手伝いします」
「いいのいいの、座ってて」
言われるまま席につくと、やはり私の前にだけ、見覚えのあるタッパーが置かれました。
「あなたはこっちね。まだ残ってるから」
親戚たちの前でも、義母は同じでした。私が黙って蓋に手をかけた、そのときです。
隣に座っていた5歳の息子が、部屋じゅうに響く声を出しました。
「お母さんのごはんだけ、みんなとちがうよ。いじめられてるの?」
話し声が、ぴたりと止まりました。
義母の手が止まり、笑顔がゆっくりと引きつっていきます。
「な、なに言ってるの、この子ったら」
言いかけて、義母は言葉を飲み込みました。親戚たちの視線が、私の前の小さな器に集まっていたからです。
誰も、何も言いません。
スマホを置いた夫が、ようやく私の手元を見ました。そして、立ち上がります。
「母さん、さすがにこれは酷すぎる」
「そんな、この子が好きだって言うから」
「言うわけないだろ。もう帰るぞ」
夫は私の手を取って、荷物をまとめ始めました。義母は追いかけようと腰を浮かせて、玄関先で足を止めます。
何か言いかけて、結局は目を逸らしました。
「気づかなくて、悪かった」
車の中で、夫はそれだけ言いました。息子は後ろの席で、もう眠っています。
次の帰省から、私の前に置かれるのは、みんなと同じ大皿からの取り分けになりました。義母は、私と目を合わせようとしません。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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