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「今日も残業で、帰りは遅れる」嘘を毎晩のように重ねた彼。だが、彼のスマホの通知を見て別れを決意

「今日も残業で、帰りは遅れる」嘘を毎晩のように重ねた彼。だが、彼のスマホの通知を見て別れを決意
「残業」と「飲み会」が増えていった二年目
付き合って二年になる彼とは、いつか一緒に暮らそうねと話すくらいの関係でした。
休みの日は必ず二人で出かけ、些細なことでもよく笑い合う、そんな穏やかな毎日だったのです。
ところが、その年の春先から、彼の帰りが目に見えて遅くなっていきました。
「今日も残業で、帰りは遅れる」
夜になると、決まってそんなメッセージが届きました。
最初は仕事が忙しいのだろうと、私も気にせず先に眠っていたのです。
「ごめん、また急に飲み会が入ってさ」
けれど、週に三度も四度も続くと、さすがに小さな違和感が積もっていきました。
休日も、スマホばかり気にして、通知が鳴るたびに画面を隠すように伏せるのです。
以前は食卓に無造作に置いていたのに、いつからか肌身離さず持ち歩くようになっていました。
「誰から連絡?」
「ああ、会社のやつだよ」
そう答える彼の目は、いつも私と合いませんでした。問い詰めるのも嫌で、私は気づかないふりを続けていたのです。
画面に光った一言で、迷いが消えた
その夜も、彼は残業だと言って、テーブルにスマホを置いたままお風呂に入っていました。
伏せた画面が、ふいにぱっと明るくなったのです。
見るつもりなんてありませんでした。
でも手が伸びたのです。
「昨日は楽しかったね。また会いたいな」
差出人は、私の知らない女性の名前でした。
心臓が、嫌な音を立てて鳴りました。画面はすぐに暗くなりましたが、その一文だけは、まぶたの裏に焼きついて離れませんでした。
お風呂から出てきた彼に、私はスマホを差し出しました。
「これ、どういうこと?」
「……ただの友達だよ。何もないって」
彼は最初、そう言い張りました。けれど、話せば話すほど、日付も場所もつじつまが合いません。
問い返すたびに、彼の声はだんだん小さくなっていきました。
「じゃあ、昨日はどこにいたの」
問い詰めると、彼はやがて観念したように目を伏せました。
「……少しだけ、会ってた。本当に少しだけなんだ」
その一言で、二年間信じてきた気持ちが、音もなく冷えていくのが分かりました。
ここまで嘘を重ねられていたのだと思うと、情けなくて涙がこぼれました。
「もう、いい。さようなら」
私は泣きながら、それでもはっきりとそう告げて、彼の連絡先をすべて消しました。引き止めてほしそうな彼の視線には、もう一度も振り返りませんでした。あの夜きっぱり別れて、本当によかった。今は前だけを向いて歩いています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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