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「車どこ停めようと勝手だろ!」町の集会所で逆ギレした迷惑駐車の主。だが、私が見せた写真で顔色が青ざめた

迷惑駐車で招集された集会
その晩、集会所に町内の面々が急きょ呼び集められた。ここ数か月、路地をふさぐ迷惑駐車や深夜の騒音が続き、住民の不満が限界に近づいていたからだ。
私も、自宅前の道に毎晩見知らぬ車を停められ、朝の車の出し入れに難儀していた一人だった。
その車は、いつも消火栓の前や角の見通しをふさぐ位置に停まっていた。子どもが飛び出せば危ないと、何度か口頭で頼んだこともある。だが返ってくるのは「すぐどけるよ」の一言だけで、翌朝にはまた同じ場所に停まっている。
そんなことが延々と続いていた。
会が始まってすぐ、話題の中心になっていた住民が、断りもなく戸を開けて入ってきた。
自分の話をされていると嗅ぎつけたのだろう。腕を組み、居並ぶ面々を見下ろすように口を開いた。
「車どこ停めようと勝手だろ!」
集会所が一瞬で静まり返った。誰かが小声で駐車の迷惑を訴えても、彼は鼻で笑うだけだ。
証拠でもあるのか、言いがかりはやめてくれ、と逆に食ってかかってくる始末だった。
30日分の写真を出した夜
気色ばむ空気の中、私はかばんから一冊のファイルを取り出した。
毎朝、道をふさぐ車をスマートフォンで撮り、日付と時刻を書き添えて綴じてきたものだ。ページを開き、私は静かに告げた。
「写真があります」
ざわめきが引いていく。ナンバーも、停めた時刻も、彼の車だと分かる角度も、一枚ずつはっきり残っていた。日付は連番で並び、同じ場所に停め続けていた事実が、誰の目にも一目で分かる。
彼の顔から、みるみる血の気が引いていくのが分かった。
「そ、それは……」
言いかけて、彼は口をつぐんだ。さっきまでの居丈高な声は、どこかへ消えていた。すると会長が身を乗り出し、はっきりと言い切った。
「これだけ揃っていれば、もう言い逃れはできませんな」
周りの住民たちも、そうだそうだと次々にうなずいた。「うちも出入りで困ってた」と声が上がり、彼を囲む視線が一気に変わる。
彼はうつむいたまま、聞き取れない声で何かをつぶやくのが精一杯だった。
後日、彼の車が私の家の前に停まることは、ぴたりとなくなった。道ですれ違っても、以前のように肩をいからせることはない。目を伏せ、そそくさと角を曲がっていくその背中を見て、私はようやく胸のつかえがとれた気がした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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